クリスタで使えるアニメ作画用3D人物モデルの制作(その4)
一枚絵のループアニメーションについてプチ研究しています。
アニメーションの中でも、特に人物の動作は高い画力が問われる難しい表現のひとつだと思います。そんな人物アニメーションですが、簡単なテンプレートがあることで作画効率がグッとアップします。
そこで、アニメーションテンプレート用にオリジナルの3Dモデル素体を作ってみることにしました。
人物アニメテンプレ用3Dモデルの制作に関する記事の4回目です。
1日当たりの進み具合
モデリングは主に週末にまとめて行ってきましたが、ゴールが見えてきたところで、平日に入った昨日、作業を一気に進めました。
一日当たりの進み具合をレンダリング画像で示します。
~11月5日
11月初旬の週末時点でのレンダリングです。
身体の内部に白っぽい文様が見えますが、これは、左右のモデルを仕切る壁で、本来なくていいものです。恐らく面の押し出し時に自動的にできてしまったものと思われます。次の作業日まで気づきませんでした。
11月11日
11日終了時点の状況です。
目と耳をヘッドに一体化(ブーリアンで一体化させて、余分な部分を削除しています)し、またボディと脚部を同じく一体化しました。
この日、ボディの内部に仕切り壁があることに気づき、作業しながら部分的に削除しました。そのため、まばら模様になっています。
11月12日
ボディに対して、首、ヘッド、肩、腕を一体化し、接続部分を滑らかにしました。
ボディ部分のカーブが柔らかいせいか、手足の直線的な形状に少なからず違和感を覚えます。
11月13日
平日に入りましたが、先が見えてきたので作業を一気に行い、ほぼほぼ完成形まで進めました。
足先は27㎝ドール素体を参考に、形状を整えました。形状がシンプルなこととサンプルがあることもあり2時間程度で仕上がりました。
新規に作成した「手」にはちょっと難儀しました。作業時間は足先の倍の4時間ほどかかりました。
その他、腕や脚部をほんのりと膨らませてアウトラインを柔らかくし、全体にバランス調整を施しました。頭の着色は髪の生え際を意味しています。
まとめ
トータル約30時間で素体がほぼほぼ出来上がりました。
この作業を通し、メタセコイヤの基本的な使い方にはだいぶ習熟したように感じています。それでも、まだ使ったことのないメニューが半分ほどあります。
次回は、素体を動かしてみたいと思います。