渋谷の朝を、ランで楽しく。
朝6:30。渋谷スクランブル交差点。いつもの雑多な空間とはうって変わって、街はまだ静まり返っている。信号待ちをしている人も数えるほどしかいない。それだけでとても非日常な空間だ。
信号が青になると同時に走り出す。目指すは代々木公園。公園通りを駆け上がる時も、ほとんど人は歩いていない。今この街には「起きた人」よりも「寝る前の人」の方が多いかもしれない。とにかく静かな渋谷。この坂で少し心拍が高まり、自分の呼吸と足音が聞こえる。
登りきったらNHKホールを横目に通り過ぎ、歩道橋を渡ると代々木公園に到着。ここでは朝からたくさんの人が走っている。公園内をもっとも大回りに走ると、クロカンコースになっている。意図的に作られたというよりは、たくさんのランナーが踏みしめてできた道という感じだ。春は満開の桜、秋は美しい紅葉が楽しめる。たくさんの木々に囲まれていて、土の感触と木の香りを感じられる。
公園を少し走ったら、原宿門から明治神宮前駅方面に向かって走る。この交差点付近にはアシックスやアディダス、ナイキ、ニューバランス、アンダーアーマー、デサントなどなど、たくさんのスポーツブランドのショップがある。おそらく日本一のスポーツブランドエリアだと思う。
明治通りを一本入ってキャットストリートを走る。ここもまた、日中の喧騒からは想像できないほど静かな道。大きな建物もなく、気持ち空が広く感じられる。この下には川があったのだろうと想像できる、くねくねと曲がりくねった道。
ヒカリエの前にある歩道橋は、工事の真っ最中。一時期は、毎週道が変わると言っても過言ではないくらい、いつも変化していた。この歩道橋はぐるっと一周できる。いつか誰もいない時に、ここでインターバル走をやってみたい。などと考えながら通過。
ここからは渋谷川沿いに新しくできた遊歩道を通って、恵比寿を目指すのも楽しい。渋谷〜恵比寿間は美味しいパン屋さんもたくさんあって、気になるお店に立ち寄ってモーニングを楽しめば、最高の朝のアクティビティになる。
500mごとに景色が変わり、道はくねくねしてたり、すぐに上ったり下ったり。気がつくと道やお店が変わっていたり、そんな中でずっと変わらないものがあったり。走ることで感じられる渋谷の魅力はたくさんある。
夜はお酒や音楽など、いろんな形で盛り上がりを見せる渋谷。これから、朝はスポーツという軸で、渋谷に住むひと、訪れるひとが街を楽しめるようになったらいいなと思う。
そういう思いを込めて、Runtripは渋谷区観光協会とシェアリングエコノミー協会と協業をスタート。
ランニングで、渋谷の朝をもっと楽しく。
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