Foil Wingが変えた海の風景
今日も海の中道。これまで海に出る時は、オンショア(海風の状態。何かあっても浜に流れて戻ってこれる)の場所ばかりを選んでた。カイトやってる人は、みんなそうだと思うけど、何度も怖い目に会いながら腕を磨いてきたわけで。だからオフショアコンディション(陸風の状態。つまりトラブルと、沖に流されやすい)だったりすると、海見るだけでトラブルをイメージしちゃって、身震いがするくらいおっかない。でも、Foil Wingに慣れてくると、これまでと限界値が違ってて、今まで避けていた場所やコンディションが、安全に乗れる状況だったりする。だから、今までになかった海の風景が見えてくる。
特に、オフの海中(うみなか)は、ほんとに息をのむほど綺麗。風で海面が荒らされないのもあるけど、透明度の高い海と、白い砂。岩や海藻もなく、ずっと広がる白い砂の海底。なので、海面を走っていると、思わず声が出るほど。
今日は、昨日に続いて、そんな海中。
到着してしばらくは、能古島(のこのしま)の風下で風が弱かった。そして外海はドオフ(海岸線と垂直に吹く陸風の状態)。さすがにドオフは怖い。なのでオン(海風の状態)の博多湾に出艇。島の影響でなかなか風を掴めないでいたら、亀井さんが「外海、すごく良い感じになりましたよ。」と声をかけにきてくれた。
風が西に振れてクロスオフ(斜めから入る陸風)。沖からの風がストレートに入ってきて、絶好の外海オフショアコンディションだった。
走り出したら、驚いたことに、道ひとつ隔てただけの博多湾側と外海側なのに、風の抜けは外海の方が断然良い。
素直な風と、フラットな海面。抜群に綺麗な海。ひたすら基本的な練習をした。そして、なんだか幸せな気持ちになった。
今日は、ヒールサイド、ジャイブ、トーサイド、タックを繰り返した。おかげでリーシュコードはネジネジ。そして気がついたら、なんか力が入らなくなってきた。時計を見たら、5時間経っていた。
まだまだ課題はいっぱいあるけど、こんな素晴らしい海に30分で行けて、感動しながら基礎練できるなんて幸せなことだよな。
明日は仕事、そして祝日の明後日、また風が吹く。
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