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佐々木朗希は100%を目指す必要がない

◎千葉ロッテ3位でのCS進出が決定!!


 2024年10月1日 楽天ーロッテ25回戦。この日のの千葉ロッテは勝つか引き分ければクライマックスシリーズ進出が決まるかどうかの試合だった。

 この日の試合は、ロッテのバッテーリーエラーで楽天に先制を許すが、今度は楽天のエラーから逆転に成功という展開。さらに中村奨吾のスクイズで追加点、そして藤原の初球からの積極的なバッティングによるスリーベースヒットでダメ押し。5ー1で勝利し見事クライマックスシリーズ進出を決めた。

◎佐々木朗希2年ぶりの完投勝利!

 そしてこの試合ののポイントは何と言っても先発の佐々木朗希。被安打5、死四球0、奪三振10、9回108球での完投勝利。完投は2022年9月2日対オリックス戦以来。完投勝利は同じく2022年4月10日対オリックス戦。ちなみにこの試合はもちろん被安打0、死四球0、奪三振19、9回105球。完全試合以来の完投勝利。

◎雑感:160Kmがでない佐々木朗希

 最近の佐々木朗希なんですが、話題になるストレートよりも、時折投げるふわっとしたスライダーが気になっていたんです。あれ、カーブ?と思うくらいの時があって、インコース高めに来るとハラハラドキドキで、狙い玉として絞られたらもっていかれるぞ。もう少しキレのあるスライダー投げてくれと思いながら観ていたんです。この日も序盤、立ち上がり、そんな球があって内心ドキドキしていました。

 そして初回、バッテリーエラーが重なり先制点を取られたあと、5番の安田悠に対して130Km台の変化球(この日はフォークボールも130Km後半)を続けたあと、154Kmのストレートで三振を奪った場面。少し興奮しました。スピードの落差でもの凄く球が速く見えたのです。
 他にもこの130km台の変化球とストレートの組み合わせでバッターとのタイミングをずらすピッチングが続き、速いストレートにタイミングが合わない、当たっても差し込まれ詰まってしまうシーンがありました。
 内容も奪三振10に注目がいきますが、この日は内野ゴロも10、フライアウトは7と、バランスがよく、打たせて取って要所では三振を取りに行く。ボールが先行する場面もありましたが、全体的に力みのない安定感のあるピッチングでした。

 その時、エラそうですがこれでいいんじゃないと思ったんです。

◎2024年10月1日スポニチの記事

 吉井理監督(59)は試合後、記事によると佐々木の登板について

「90パー朗希でしたね」とニヤリ。100%に足りない点については「まあ、まだまだ絶好調に比べると。だけど、今まで65パー朗希だったんで、今日は凄く良かったと思います」

スポニチアネックス

 観ている方はどうしても、あの完全試合の佐々木朗希を100%の状態として想像してしまいます。65%はさすがにですが、常に100%である必要はなく、なんなら80%のコンディションで、その時の9割の出力で投げる。その投球技術、組み立てを身に付けられればいい、というかむしろそれができた試合に見えました。長いシーズンを戦う上で、若干調子の落ちた状態でも、対応できる投球術。この日の佐々木朗希の姿に垣間見たのです。

◎レベルアップの音が聞こえた!

この記事で最後に吉井監督はこう言っています

「自分のできることを本当に集中してやってくれたんで、ピッチングのその質は置いといて、いろんな意味で成長したと思います」

スポニチアネックス

 レベルアップの音が聞こえました。そして、スピードの落差を生かしたクレバーなピッチングの組み立てで、そしてさらに佐々木朗希が進化しロッテの優勝にぜひとも貢献してもらいたいのです。

 クライマックスシリーズは、まだこれからです!個人的には先発投手の順番が気になりますが、どうなるんでしょうね。

以上、雑感でした。

オレ達の誇り!千葉ロッテマリーンズ!




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