08/27
土鍋で玄米を炊く。二度目の挑戦。玄米は水に浸しておいて5時間ほど、今回は2合炊いてみることにした。前回使った土鍋で炊こうとしたら玄米を入れた時点でギリギリになったので、一回り大きいやつを用意した。とはいえ玄米と水を入れて満杯だったので不安が残る。火にかけ蓋をした時に、違和感に気づく。蓋に空気穴が開いていない。米を炊く用の土鍋ではない説がにわかに浮上する。前回の土鍋にはあったはず、と見てみたら空気穴はなかった。炊けた前例があるならいいかと蓋をして中火で沸騰を待つ。沸騰してきた気配を感じたので弱火にし、そこから25分。待ってる間、案の定吹きこぼれた。水もギリギリだし蓋に空気穴もないし、吹きこぼれないわけが無かったが料理経験の浅い私は気付けなかった。蓋を少しずらし水蒸気の逃げ道を作る。赤子泣いても蓋取るな、と言うくらいだから絶対に不正解だよなと思いつつもそうするしか無かった。水のかさが減ったところで蓋を戻し、しばらく弱火で待つ。炊けるタイミングが本当にわからない。レシピを見ても25分〜30分と書いてある。その5分の差を見極める力がほしい。香ばしい匂いがしてきたので慌てて火を止めた。少し蒸らしてから開けると綺麗に炊けていた。ひとくち食べてみたらちゃんと中までふっくらしていた。やるじゃん私、と器によそい、残りは分けて冷凍する。土鍋の底に差し掛かった時、輪っかの黒い焦げを見つけてしまった。おこげどころじゃない焦げを作ってしまった。最初に全体に混ぜ込んでしまえば分散して食べれたかもしれないが、最後の最後で見つけてしまったのでそれは叶わなかった。小盛りごはんくらいの量を捨てることになった。悔しい。前回はなんとなく茶色い焦げで済んだが、今回は大失敗と言っていい。土鍋のせいにしてしまえばそれで終わりだが、きっと料理上手な人なら勘づくこともあるのだろうなと悲しくなった。家にあるものを最大限に使おう運動を個人的に行っているので、どうにか腕でカバーしていきたい。新しい土鍋も買わないし、小さい炊飯器も買わないぞ。今回のレシピを参考に火にかける時間など調整していこうと思う。いつか玄米を土鍋で炊くマスターになる。そこまで苦労して玄米を炊く意味はあるのだろうかと考え始める。健康に良さそうだしなんかお洒落。こんなミーハー気分で続くかどうかは自分次第だ。買った分は消費したい。今日もなにもない一日だった。
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