08/18
有給休暇を取って牛久大仏に行った。以前茨城方面の高速を走っているときに見えた牛久大仏が大きすぎて爆笑したのがきっかけだ。ずっと行きたかったがすっかり忘れていて、近場で旅行をという世の風潮を聞き最初に思いついたのが牛久大仏だった。茨城に住む友人を誘い、久しぶりの観光へ。牛久大仏のある場所に車で向かう。着くよりもしばらく前から大仏の上半身ははっきりと見えていた。大きすぎて世界のバグなんじゃないかと思う。そのバグ感がとてもツボで、見えている間は一生笑っていた。背中側から近付いていったので、まだ気付かれてないねとか言いながら笑っていた。この笑いは別に大仏様への冒涜とかではなく、でけー!すげー!かっけー!が圧倒的すぎて出てしまった笑いだと解釈して欲しい。牛久大仏まじでかっこいいからね。園内には人も少なく、ゆったりとした時間が流れていた。大仏まで長く伸びる白く真っ直ぐな道が永遠だった。すぐそこに大仏がいるのに全然近づかなくて笑った。山頂まで後もう少しと同じ原理なんだろうなと思った。大仏の胎内に入るとそこはもう現代ビルの中みたいな感じで、胎内ということをしばらく忘れていた。入り口すぐからもう私の需要を満たしてくる演出。小さい大仏が等間隔に並べられているのだが、それぞれの後ろに丸いディスプレイがあり、オーラのような動きのある光が映し出されていた。大仏と未来感ってめっちゃ合う。超かっこいい。もうここで入場料の元が取れた。大きなときめきと同時に、大仏は決して敵にしてはいけないなと思った。更に進む仄暗い紫のエリア。なにここアミューズメント施設?と思った。階段を上がると大仏の歴史や説明がある階。思ってたよりも若い大仏だった。中には鉄骨。マジでかっこいいじゃんと更に私の目が輝く。エレベーターで展望階へ。大仏の胸や肩に開いている小窓から外が見える。それぞれ3つの窓があるのだが見える景色が等しくなるようにしているのだそう。迷いある心をひとつにするみたいな意味があるらしく感銘を受けた。仏教ってそうゆうとこが上手。階段とエレベーターで下の階に降り、写経をする部屋があったのでせっかくだからと写経をした。意外と楽しかった。それぞれの席の前には、様々な言葉が額に入れ飾られている。座った席にあった言葉は、「行く言葉が美しければ来る言葉も美しい」。めっちゃ染みた。来てよかった。今日は牛久大仏を見た一日だった。
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