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いつもと違う種類の味噌を買ってみた。それでお味噌汁を作ったら本当に美味しくて、ひとりでしみじみと感動してしまった。具材はキャベツと舞茸。味噌のまろやかさとキャベツの甘さ、そして舞茸の食感が絶妙に合っていた。買った味噌は宇都宮の青源が製造した「宮こうじ」というもの。中甘口と書いてあったので味噌自体も少し甘めなのだろう。いつもの調子で味噌を溶いていったら、いくらでも溶かしてしまいそうなほどまろやかな甘さだった。ちょっといい値段のする定食屋さんのお味噌汁を想像しながら味を決めた。出汁と味噌と具材の味、我ながら最高のバランスを叩き出してしまったようで、誰かに振る舞いたいくらい美味しかった。この味噌を製造した青源という名前に見覚えがあったので、何だったかなと調べてみたら味噌だけではなく餃子も作っていた。そういえば様々な店舗の宇都宮餃子が食べられる複合施設で、みんみんや香蘭などの有名餃子店に名を連ねていた。確か青源は味噌ベースのスープに入った水餃子。味噌を使っているのが珍しくて印象に残っているが、自社製品の組み合わせだったことに今気付いて驚いた。食べたような気もするし美味しかったような気もする。少し前の記憶なので曖昧なのは許して欲しい。また食べに行って確かめなければ。宇都宮の人は餃子の食べ方に文化があるらしい。私も軽くだがその文化を受け継いでいる。酢と醤油の割合がよく話に上がるが、私は酢8:醤油2くらいで混ぜる。ほとんどが酢。テレビで見て知ったがこれを初めて見る人は驚くらしい。普通は醤油の方がメインなんだそうだ。あとは私はやったことはないが、通の人は水餃子にダイレクトで酢と醤油を入れてスープのようにして食べるらしい。確かにダイレクトで醤油を回し入れている人を見たことがある。今度頼んだ時にやってみようかな。宇都宮餃子とひと括りにしているが味は様々、人それぞれの推し餃子店があるらしい。私は香蘭の焼き餃子が好きだが推しというほどではない。迷ったらなんとなく香蘭を選んでいる。逆に有名なみんみんはそれほど好きではないが、これが好きでたまらない人がいるのも知っている。本当に好みとは人それぞれである。野菜多め肉多め、自家製の皮、特有のスパイス、いろいろと楽しめる。宇都宮に行った時に餃子の食べ歩きをして、推しの餃子店を探すのも楽しいかもしれない。私の推しを探したい。今日もなにもない一日だった。
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