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ふと思い立ってさつまいもの甘煮を作ってみたら簡単な上に美味しくできて驚いた。時刻は深夜0時。味見と称してぱくぱくと多めに食べてしまったことに罪の意識を感じつつ、ほくほくと甘い美味しさを噛みしめる。今まで硬い野菜は調理が面倒だと思い込んでいたのであまり作ってこなかったが、最近になって意外と簡単なことに気付いた。今回のさつまいもは、水に砂糖と醤油と切ったさつまいもを入れて落し蓋をして煮るだけという簡単調理。水分多めで焦げる心配もないので目を離していたらいつの間にかできていた。それで食べてみたら美味しいのだから非常にハッピー。体感的にはお惣菜パックで売っているさつまいもの甘煮よりも美味しかった。これなら買うよりも作ったほうが良いなと思った。食べたくなったらまた作ろう。硬い野菜の代表格として存在するかぼちゃも意外と簡単に調理できる。かぼちゃは切る工程が最初にして最大の困難である。私はそのまま切ることへの挫折を味わったことのある人間なのでレンジにかけてから切るようにしている。レンジにかけるだけで柔らかくなりサクサクと切れる。切る困難が0になったとき、もうこちらの勝利は決まったものと同然。そこから更にレンジにかけるだけでホクホクになるし、煮るにも茹でるにも思ったより火の通りが早い。非常に扱いやすい。私のよく行くスーパーでは結構な割合でかぼちゃ1/4カットが安くなっている。見つける度に買ってしまう。意外と扱いやすいのにな、と思いながら売れ残ったかぼちゃが不憫に思えてくる。安く買ったかぼちゃは煮付け、コンソメスープ、シチュー、グラタンなどにする。意外とバリエーションがある。これに関してはさつまいもも一緒で、ほっと温かいものに甘くてホクホクしたものはめちゃめちゃ合う。さつまいもやかぼちゃが入った甘いシチューってなんであんなに美味しいんだろう。小学校の給食に良くさつまいもの入ったシチューが出てきたのを思い出す。ああ、食べたくなってきた。近いうちに絶対作ろう。外は段々と寒さが増してきて、体の温まるものを欲する時期が来た。こたつに入って温かい食事をして、デザートにみかんを食べる。最高だ。ただ、食後に寝てしまうのだけどうにかしたい。こたつに入ってぼーっとテレビを見ていると、いつの間にか横になっているあの現象は一体何だろう。食っては寝る。そろそろ牛になりそう。モー。今日もなにもない一日だった。
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