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レトリーバー祭 in Scotland

【この記事の内容は】

TOEIC専門塾「英語屋」講師が書いています 
・英文記事やウェブページから「TOEIC的」でありながら「大人が興味を持つようなネタ」を探してご紹介。
・読解問題もご用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。
・一番最後には、簡単な和訳と解説も。

【Pre-Reading】

猫好きの私ですが、犬好きでもあります!鳥も好きですし、なんなら、カエルとかも好きです(ちっちゃいのだけ)。

実家には昔ポメラニアンがいましたので小型犬の扱いには多少慣れているのですが、大型犬とはほとんど触れ合ったことがありません。

一度でいいから、レトリーバー(ラブラドールでも、ゴールデンでも)と
思いっきり遊んでみたいという夢を持っているのは私だけではないはず!

そんな不埒な欲望を持った人間からすると夢のようなイベントが、英国・スコットランドで開催されたというのが今週の記事です。

さあ、どんなイベントだったのか、読んでみましょう。

【問題に挑戦】

Q: この記事に、書いていないことは何?(NOT問題)

(A) 集まったゴールデン・レトリーバーの数
(B) 参加者の主な居住国
(C) 開催場所
(D) 開催目的

↓ 記事はこちら

記事を読んで、問題を解いてから次に進みましょう。

【Side stories】

本文中に出てくる litter という言葉、TOEICで出てくるときは「ゴミ」という意味です。

  • reduce litter ゴミを減らす

  • pick up litter ゴミを拾う

ただし、litter box というと、ゴミ箱ではなく「猫のトイレ」という意味になるのがちょっと不思議。

そして今回の記事では、litter は「(同時に生まれた)子犬たち」という意味で使われていました。

「ゴミ」と「子犬(子猫なども)」って、あまりに違いますが、どうやらどちらも「語源:寝るところ
⇒ 一緒に寝ている子犬・子猫たち
⇒ その寝てるところの横にはトイレ
⇒ トイレに残される排泄物 ⇒ ゴミ

・・というふうになったのではないでしょうか(フルサワの妄想)。

TOEICに出るのは、今のところは「ゴミ」だけですが、猫好き、犬好きの皆さん、ぜひもう1つの意味も覚えちゃいましょうね!

【正解&和訳】

Q: この記事に、書いていないことは何?(NOT問題)
 (A) 集まったゴールデン・レトリーバーの数

Hundreds of golden retrievers gathered in Scotland
 何百頭ものゴールデン・レトリーバーがスコットランドに集った
with their owners to celebrate the 155th anniversary of the breed.
 飼い主とともに、この犬種の誕生155周年を祝うために

The Golden Retriever Club of Scotland said
 スコットランド・ゴールデン・レトリーバー・クラブは述べた、Thursday's gathering at Guisachan House in Glen Affric
 Glen Affric村 の Guisachan House における木曜日の集会は、
included humans and canines from more than 12 countries
 12ヵ国以上から来た人間とを含んでいたと、
including the United States, Canada, New Zealand, Japan, Australia, Germany, Netherlands, Romania, Czech Republic, Italy, Croatia and Estonia.
 それは、米国、カナダ、ニュージーランド、日本、豪州、ドイツ、オランダ、ルーマニア、チョコ共和国、イタリア、クロアチア、そしてエストニアを含む国々だ。

👆この部分に、(B) 参加者の主な居住国、(C) 開催場所、(D) 開催目的は全て書いてありますね。つまりこれらは不正解。消去法で、正解は (A) 集まったゴールデン・レトリーバーの数、だとわかりました。「hundreds of ~」としか書いていないので、正確な数は不明ですね。

せっかくなので、もうちょっと続きを読みましょう。

The event marked the 155th anniversary
 このイベントは、155周年を記念するものだった、
of the first golden retriever litter 
 ゴールデン・レトリーバーの最初の子犬たち
being born at Guisachan House in 1868.
 1868年に Guisachan House にて誕生した。 

Dudley Marjoribanks bred
 ダドリー・マージョリーバンクス(男爵)が交配した
a Tweed water spaniel with a yellow wavy-coated retriever
 ツウィード・ウォーター・スパニエルと、黄色の縮れ毛のレトリーバーを
in an attempt to create a breed of gun dog
 狩猟犬の犬種を生み出そうとして
well-suited to the Scottish highlands.
 スコットランドのハイランド(高地地方)に適した(犬種)。

breed(過去形は bred)は、名詞で「種族、品種」、動詞で「繁殖させる、交配する」。これを行うのが breeder(ブリーダー)です(この言葉だけ日本に浸透していますね)。

高地で生きる猟犬として生み出された犬種が、150年後には、世界中で盲導犬などとして活躍しているなんて。生みの親の ダドリー・マージョリーバンクス 男爵もびっくりしてることでしょう!

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