【英文記事に挑戦 No.809】危険なクリスマスツリー
【この記事の内容は】
・TOEIC専門塾「英語屋」講師が書いています
・英文記事やウェブページから「TOEIC的」でありながら「大人が興味を持つようなネタ」を探してご紹介。
・読解問題もご用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。
・一番最後には、簡単な和訳と解説も。
【Pre-Reading】
日本ではクリスマスツリーはたいてい人工物ですが、海外でキリスト教徒が実際に飾るのは生の木が多いようで、アメリカ留学中にはそんな「クリスマスツリー農場」を見かけたこともあります。
今回ご紹介するのは、クリスマスが終わった後のツリーの用途について。ベルギーの食品安全局が、ある「警告」を発表しました。どんな内容なのか読んでみましょう。
★文中に出てきた「園芸」用語を先に紹介しますね。
conifer 針葉樹、コニファー
needle 針葉樹の葉っぱ(「針」状なので)
branch 枝
【問題に挑戦】
Q: the city of Ghent(ベルギーのヘント市)について何と書いてある?
(A) クリスマスツリーを食べることを勧めた
(B) クリスマスツリーを食べるイベントを行った
(C) クリスマスツリーの販売を禁じた
(D) クリスマスツリーのレシピを考案した
↓ 記事はこちら
記事を読んで、問題を解いてから次に進みましょう。
【Side stories】
生のクリスマスツリーは、毎年大量のゴミになるので環境問題の1つと考えられています。そう考えると、日本のようなプラスチック製も悪くないですよね。毎年繰り返し使えますから。
アメリカ留学時に訪れた友人宅には大きな生のツリーがあって、その下にプレゼントを置いていました。プレゼントは一人一つではなく、大きなものや小さなものと、それぞれがいくつも買っていて、更には遠くの親戚から郵送で届くものもあって、最終的には山のように積まれていました(三人家族なのに)。
それをクリスマス当日にみんなでパジャマのまま開封する儀式。楽しかったですけど、同時に「毎年これやるの大変やろな~」と思った覚えがあります。相手が喜ぶものを毎年複数個選ぶって、至難の業でしょ。
案の定、翌日には「いらない」と思ったプレゼントを交換・返品するためにお店が混む、ってなんかちょっと悲しくなりますよね(そう、贈答品でもギフトレシートがあれば返品可なのです)。過剰なプレゼント交換、やめたい人多いだろうに。今更やめにくいのかな~。
【正解&解説】
Q: the city of Ghent(ベルギーのヘント市)について何と書いてある?
(A)クリスマスツリーを食べることを勧めた
👆ここまでで、記事の趣旨が紹介されていました。続きを読みましょう。
👆ここから、ヘント市は、(A) クリスマスツリーを食べることを勧めた が正解だと判明しました。
具体的に、どんなレシピなのかも読んでみましょう。
👆これが「spruce needle butter 」。昔ながらのレシピならば大丈夫そうですが、なぜ「警告」が出されたのか。その部分も読んでみましょう。
確かに、食用として栽培していないんだから、どんな薬品を使っているかわかったもんじゃないですね。そんなことを聞くと、家の中でネコや犬たちがうっかりなめたり食べたりしないかも心配になります。
ツリーはやっぱりプラスチック製に限る・・かも?!
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