【英文記事に挑戦 No.800】寄付してもらったのはいいけれど・・
【この記事の内容は】
・TOEIC専門塾「英語屋」講師が書いています
・英文記事やウェブページから「TOEIC的」でありながら「大人が興味を持つようなネタ」を探してご紹介。
・読解問題もご用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。
・一番最後には、簡単な和訳と解説も。
【Pre-Reading】
identify(アイデンティファイ) という動詞の意味、パッとわかりますか?
identity(アイデンティティ)という名詞形のほうがなじみがあると思いますが、動詞のほうはイマイチ意味が分からない方が多いようです。
今日の記事を読めば、おそらく覚えられるはず!タイトルは
なにやら、ミステリーの香りがしますが、果たして。
さあ、読んでみましょう。
【問題に挑戦】
Q: この謎の機械について、この記事に書いてあることはどれ?
(A) 最近寄付された
(B) 1990年代に製造された
(C) Facebookで持ち主が判明した
(D) 食品製造用の可能性がある
↓ 記事はこちら
記事を読んで、問題を解いてから次に進みましょう。
【Side stories】
identifyは「(何であるかを)特定する、探り当てる」という意味で、TOEICでは、例えば
identify the problem 何が問題であるか特定する
identify the cause 何が原因であるか特定する
というふうに登場することが多いですが、今回は「謎の機械が何であるかを特定する、探り当てる」という意味でしたね。
ニュース記事での identify は「容疑者(被害者)を特定した(=名前がわかった)」と犯罪シーンで使われたり、「~病に関連する遺伝子を特定した」「~という新種を特定・識別した」といった科学系の記事に登場したりしています。
もう1つ identify をタイトルにした記事を読んでおけば完璧に定着するはず。こちらもぜひ一読してみてくださいね。
👆「鳥を識別するためのアプリ・道具 ベスト7」
【正解&解説】
Q: この謎の機械について、この記事に書いてあることはどれ?
(D) 食品製造用の可能性がある
👆ここまでで、(A) 最近寄付された は間違いのようですね。続きを読みましょう。
👆ここまでで、(B) 1990年代に製造された、(C) Facebookで持ち主が判明した も間違いのようですね。続きを読みましょう。
👆ここで正解がわかりました。(D) 食品製造用の可能性がある ですね。
ちなみに、beaten biscuit (殴られたビスケット)という恐ろしげなネーミングの食べ物はメリーランド州の名物でもあったようです。wikipediaには写真もありますよ。
beaten(打たれた、殴られた)というのは、クッキーの生地から空気を抜くために、棒などでバンバン生地を打ったことから名付けられたのであって、それ以外の意味ではないのでご安心を!
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