ニキちゃんのパーフェクト共通テストリスニング対策教室(第2問)
第2問
2人の人物の対話を聞いて、答えとして適切なものを4つのイラストから選ぶ問題。
解き方は第1問Bとまったく同じで、
・イラストの「対立する要素」を見抜く
ことが重要となる設問。たとえば試行調査では、
①シャツ
②ジーンズ
③ランニングシューズ
④ブーツ
の4つのイラストが提示され、
A: What did you buy?
B: I looked at some jeans and shirts but got these in the end.
A: Nice! Do you like running?
B: Not really, but the design looked cool.
という問題文が流れた。見てわかる通り、
問題文には「問いかけ⇒答え」(あるいは「話しかける⇒反応」)という流れがあり、1往復につき選択肢が半分ずつ削れる仕組みになっている。
最初の問⇒答で「ジーンズとシャツ以外のもの」、次の問⇒答で「走るのに使うようなもの」と半々に削っていく。リズム天国のような気持ちで解ける気持ちいい設問である。
試行調査1回目・2回目両方でこの仕様だったので、おそらく本番も同じような形になることだろう。
第1問Bと比較すると、イラストから「対立軸」が見抜きづらい場合も多い。
たとえば第2回の試行調査では
①アリクイ
②象
③カピバラ
④ミーアキャット
のイラストが提示される問題があったが、何が対立しているのかさっぱりわからない。イラストを見て和むだけである。
対話内では「耳が小さい」⇒「しっぽが長い」としっかり半々に切られていったため、イラストだけでわからない場合でも心配はいらない。過去のセンター試験では野菜に羽を生やした恐ろしいキメラが登場したこともあったため、「イラストである程度は注目する点を見抜きたいが、難しければ仕方ない」と割り切っていた方が楽だろう。