締切に追われる人

イギリス大学院留学体験記【課題提出期限迫る!】

大学院生活で避けて通れないものは課題提出期限との闘いです。

決められた分量を一定のクオリティーを保った上で提出しなければなりません。そのタスクを達成するためにはどうすればよいか今回の記事で書いていきたいと思います。

まず前提条件として、

英文で一から3000字以上のレポートを書くのは非常に困難です。英語にはコロケーションという

「ある単語の後にはこの単語」というようにパターンが決まっている表現がたくさんあります。

英文を書く上で間違いやすいのが、この適切な単語の選択です。しかし問題は、一文を書くたびに辞書で調べていたら作業効率が悪すぎます。

内容に力を注ぎたいのに、文法という形式にとらわれてしまうと、せっかくいいアイデアを思いついたとしても、気づいたら忘れてしまうこともありました。

そこで、コロケーションの問題を解決するために、参考文献として読む書籍や先行研究論文の活用が必要です。

人に個性があるように、論文にも個性があります。つまり相性です。

自分が非常に共感しやすかったり、自分と興味の似ている人を探して、それを熟読することで、参考にすべき表現がたくさん見つかります。

もちろん、丸パクリは「剽窃」という規則に反して、最悪の場合は退学となってしまうのでダメです。(最近は高精度のパクリ防止用のソフトウェアが開発されているので、すぐにバレます)

そうではなくて、共感する表現や自分のレポートで使えそうな表現をノートやパソコンに随時保存していくのです。

そうすることで、表現の「核」となる部分はもらいながら、その前後を自分の言葉で言い換えることでコロケーションの問題と、自分の考えを伝えることの両方が達成できます。

本や論文として世に出る前には、たくさんのチェックが入ります。それを専門的には「査読」といいますが、何重ものチェックがかかった状態なので、英文として間違っている可能性は非常に低いです。

あと問題になるのは、自分で言い換える時に間違えないようにすることです。言い換えることを「パラフレーズ」と言いますが、普段の授業や文献を読む時に、言い換え表現に気づいて、知っている単語と結びつけることが大事です。

語彙力や表現力がアップし、ライティング力も間接的に向上することにつながります。

英語学習はこのような日々の積み重ねです。毎日何かしらの発見ができるように、アンテナを常に立てておくことをおすすめします。

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