英語が苦手でも「米国トップ大学卒」の裏技
今年を含め、ここしばらく「世界大学ランキングで、日本の大学の順位が振るわない」という声をよく耳にします。実際、他のアジア諸国の大学が順位を伸ばす中、日本の大学の評価は上がっているとは言えないのが現状です。
現在、日本の大学は様々な問題を抱えています。大学への予算、論文発表、学生の学習意欲、人材、就職活動に関する事情、大学が多すぎるなど、複数の問題が議論されています。
そこで、日本の大学ではなく世界的な名門大学を目指す上での裏技を紹介します。
その裏技とはずはり・・・
トランスファー留学(短大を経由して名門大学に入る方法)です。本記事では、トランスファー留学について、もう少し踏み入って解説していきます。
まず、実際にトップ大学にフレッシュマン入学する場合と短大入学する場合とで、名門大学に合格するために求められるものの違いは何かを具体的に見てみましょう。
【フレッシュマン入学に必要なこと】
1 オール10に近い高校の成績
2 TOEFL(参考:90点前後)やSATのハイスコア
3 英語で書かれた立派な推薦状
4 論理性の高い英語の志望理由書(自分の優位性や適合性をアピールする内容)
5 高校時代の積極性を証明する活動証明書(生徒会活動・ボランティアなど)
【短大入学に必要なこと】
1 高校の卒業資格(高校卒業認定試験でもOK)
2 短大入学に必要な英語力(現地で語学学校を修了すればOK。TOEFLなら45〜61点、iTEPなら3.0~3.5点)
3 英文で書かれている志望理由書(エッセー) ※洗練された英語である必要はない
トップ大学へのフレッシュマン入学に求められるハードルが非常に高いのがおわかりいただけたと思います。実際、日本で生まれ育った高校生が、先ほどの基準を満たすのは難しいでしょう。
一方、短大入学で渡米前に必要なのは、高校を卒業すること(高校卒業認定試験でも可)、そして、志望動機の英作文を書くこと。その2点だけです。TOEFLのスコアも比較的低めに設定されていますので、ハードルは二つを比べると雲泥の差です。
フレッシュマン入学の5つの条件を満たすスーパーエリートの学生でなくても、やる気さえあればトップ大学に合格できる方法が、「一度アメリカの短大で良い成績を修めて、その成績を持ってトップ大学に編入する」というルートなのです。
アメリカの短大にまず入るのであれば、SATは免除されます。推薦状も不要です(例外的に要求される場合がありますが、通常は必要ありません)。
志望理由書(Personal Statement)は、短大では高度なものは要求されません。多少文法ミスや不自然な文章があっても、的外れな内容ではなければ問題ありません。「なぜ留学したいのか、その短大で何を勉強したいか」が書かれていれば大丈夫です。
もちろん、短大から4年制大学へ編入申請するときの志望理由書(エッセー)は、非常に重要です。成績がいちばん重要ではあるのですが、いくら成績が良くても、エッセーで失敗すると不合格になります。
「なぜ自分がその大学へ行きたいのか、自分がどれほどその大学に合っている人材か」を論理的に示す必要があります。これは自力で書ける人はいいのですが難しければ、プロのアドバイスを受けて書いてもいいでしょう。
トップ大学への編入学を決めるのは、短大での成績です。「オールA」に近い成績を取ることができれば道が開かれます。
英語力に不安がある場合は、夏休みに開講される「夏特別学期」を活用する手があります。
そこでは、アカデミックライティングなど、留学中に必要なアカデミックスキルなどを教えてもらうことができます。
いかがでしたか?海外留学は大きな決断ですが、一度は検討してみると良いかもしれません。
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