オンライン教育業界分析【テクノホライゾン】6629
テクノホライゾンHDは傘下にエルモ社を持ち、電子黒板や実物投影機を販売しています。
時価総額は163億円のジャスダック上場企業です。
<株価>
2021年1月4日時点の終値は772円です。
2020年の配当は15円で2021年も配当を維持する予想です。
配当利回りは1.94%となっています。
株価は去年の1月10日に968円をつけていましたが、
コロナによる暴落で3月27日に435円をつけています。
しかし7月31日に1095円をつけて2倍以上の伸びを見せます。
株価は上がったり下がったりを繰り返しながら現在の株価となっています。
<業績>
2020年は22,357百万円の売上が2021年は22,500百万円で微増の予想です。
営業益はプラス4%、経常益はプラス1.2%の微増、最終益はマイナス1.4%の微減の予想です。
<セグメント別分析>
1.光学事業
売上高は2020年と2021年を比べると23.3%減で、営業利益は81.7%減と大幅な減益が予想されています。
その理由は、教育事業の書画カメラや電子黒板の納入や設置工事が後ろ倒しになっているためです。しかし、下期以降の業績に貢献する見込みです。
また、ESCOをM&Aしたことによる一時費用を計上しています。
2.電子事業
売上高は4.1%増で、営業利益は63.3%減です。
その理由は、新型コロナウイルスにより一時的な工場稼働率の低下や出荷先送りにより、収益率が低下しています。
しかし、工場の自動化に対するニーズは高く、自動検査システムやITを使った工場データの見える化を進めていくそうです。
またファインシステムを買収しています。
一見すると営業利益が減少していますが、その理由はM&Aという積極性から来ているようです。
また、教育市場では電子黒板、書画カメラだけではなく、授業支援システムの販売強化をしています。
企業向けでは、エルモの企業向けブランド『EBISS』を推進し、Zoom社インテグレーションパートナー契約をし、オンラインツール『EZT』による遠隔コミュニケーションサービスを開始しています。
海外向けではESCOとの事業シナジーを確立しています。
他にも工場向けのサービスでは、
管理システム、予算実績管理システム、運用評価・監査支援ツールなどを拡販しています。
医療市場にも参入しており、介護施設の要介護者の睡眠見守りシステム『みまもりーふ』の販売促進をしています。
また通信型ドライブレコーダーによる、安全運転管理テレマティクスサービス企業への対応も強化しています。
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