【株式投資】オンライン教育業界銘柄分析【ベネッセHD】
幼児を対象とした「こどもちゃれんじ」や、小学生から高校生を対象とする「進研ゼミ」などを手掛ける通信教育業界の最大手です。
介護業界大手のベネッセスタイルケア、語学教育サービスの米Berlitz Corporation、個別指導教育を手掛ける東京個別指導学院など、日本で培った通信教育のノウハウを活用し、中国、台湾などの海外市場でも通信教育事業を手掛けています。
ベネッセHDの2021年1月13日の終値は1993円で、配当は50円予想で、配当利回りは2.51%です。時価総額は2044億円です。
株価はコロナショック前が3200円で、
コロナショックで3月には2134円まで暴落しました。
その後、5月に3245円と元の水準に早く戻ったのですが、
右肩下がりで株価を落とし続けて今に至っています。
まぜコロナショックより株価が落ち込んでしまっているのでしょうか?
売上高を見てみると、前期比で5%減、
営業益は56%減、
最終益は0となり、赤字転落しています。
成長性に関しても、近年はプラス1~2%の売上高増と低成長であり、直近では赤字で業績が大幅に悪化しており、危機的な状況です。
下期に関してはコロナショック前の2019年から赤字が続いており、
2020年はコロナの影響で赤字が拡大しています。
事業別に見てみましょう。
進研ゼミは好調で、学校向け教育事業や学習塾・英語教室事業を中心に回復傾向にあります。
介護は入居率が悪化して、増収減益です。
中国「こどもちゃれんじ」は在籍数の減少でマイナス
ベルリッツは全世界でコロナの影響があり、赤字幅が拡大しています。
当期純利益は100億円あるのに対して、なぜ純利益は0なのでしょうか?
その理由は、介護事業のリース支払利息がマイナス58億
ベルリッツのリストラ費用等がマイナス18億
税金等がマイナス19億で
利益を吹き飛ばしました。
今後の経営計画では、デジタル・オンライン・教室を融合したブレンド学習の実現とプラットフォームの構築を目指しています。
ベルリッツ2.0教材を使い、AIと英語講師の新しい形で英会話事業をスタートし、その結果報告が待たれます。
配当性向は35%以上を維持しながら、成長に向けた積極投資を実行していく予定です。
介護事業でも、新エリアへの進出によりホームの新規開設数を増加し、周辺事業で成長を目指しています。
中国ではECチャネルのさらなる成長を目指して、デジタル化を促進しています。
ベネッセは買いでしょうか?
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