【株式投資】オンライン教育業界銘柄分析【NEC】
今回紹介するのはNECです。
この企業は産業エレクトロニクス5社の一角で、富士通と並び、通信・ソリューションで実績があります。
この強みを生かし、ICT教育を含めた社会ソリューション力を強化し、これまでの技術中心の視点に加え、グローバルでの社会や顧客の課題にまで視点を広げています。
NECの株価が一番高かったのが2000年の34,500円です。
最近では、コロナショックの前の1月が5180円に対して、
3月には3180円の安値を付けます。
その後に急回復して10月には6260円の高値をつけます。
それからもみ合って現在の株価に落ち着いています。
週足でみると、一昨年の6月からきれいな上昇トレンドを形成しており、
今のもみ合いは株価上昇への爆発力をためているようにも見えます。
業績を見てみると、
通期の売上高の2020年と2021年予想の差は2.1%減と軽微で、最終益もマイナス10&としていますが、
予想が大まかなものしか出ておらず、上方修正する可能性がありそうです。
その証拠に一株配当はプラス10円の80円を予想しています。
PERは17.3倍、PBRは1.56倍、利回りは1.4%です。
成長性を見てみると、ピークは2001年の5,400,000ですが、2021年の予想は3,030,000と6割程度に年々減少しています。
しかし、収益性は劇的に改善しており、自己資本に対して利益をどれくらいあげているかを表すROEは2019年が4.56%、2020年が11.30%、2021年も9.06%を予想して、とても高い水準をキープしています。
なぜ劇的に収益性が上がったのでしょうか?
一つの要因は買収です。
スイスの大手金融ソフトウェア会社Avaloq社(金融資産管理向けソフトウェア市場において、欧州でシェア1位、APACでシェア2位)を買収しています。
この買収により、グローバルでデジタルファイナンス領域に進出できます。
買収金額は約2360億円ですが、相模原事業場の土地を譲渡するなど、資産圧縮によるキャッシュ創出を加速しているため、経営上は問題ないと思われます。
NECは予想を低く見積もる傾向があり、
例えば社会公共、エンタープライズ、グローバルなど、増益や黒字化を修正して報告する傾向があります。
NECは買いでしょうか?
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