イギリス大学院留学体験記【学期末の提出課題について】
海外留学あるあるでよく話題に出るのが「課題量の圧倒的多さ」です。
次の授業までにやるべき課題はもちろん大事ですが、一番大事で評価される課題は何でしょうか?
その答えは「学期末の提出課題」です。
その評価に占める割合は大学によって異なると思いますが、リーズ大学の場合は8割から9割なので、とても重要です。
具体的な提出課題の内容は、授業に関連したトピックがいくつか提示され、その中から自分が最も興味のあるものを選びます。
その上で授業で扱った文献や、紹介された参考文献を図書館から借りて、3000字~3300字の論文をまとめ上げていきます。
Investing Language for TESOLというクラスモジュールでは、
音声学、語彙論、文法、語用論、談話分析、ジャンル&レジスターについて多岐に渡って学んだため、6つの中から4つの分野を選び、1分野を700字~800字で書きます。(4分野×800字=3200字)
このクラスの授業が半分過ぎた段階で、課題内容についてアナウンスがあり、なんと最終の提出期限までは一ヶ月とちょっとの時間しか与えられません。
普段の授業の課題をこなしながら、学期末の提出課題を書き上げる準備を進める必要があり、これは大変です。
もちろん、大学側からのサポートシステムはしっかりと提供されています。
授業以外の時間に、担当講師に自由に質問できる時間が設けられています。
このクラスでは、5~6人の学生グループを作り、何か質問がある場合は講師に何でも聞くことができる時間が1時間確保されています。
このような機会に聞くべきポイントは何かというと・・・
1.課題の意図
2・学生に求めている内容レベル
です。
なぜかというと、授業担当者は授業で扱った内容と課題を見比べた時に、どの授業内容を提出課題に盛り込めばいいかが分かります。そのため、自分が選択した課題について、どのような参考文献を読めばいいかを教えてくれます。
実は参考文献を読むのも大変ですが、その前に「どの参考文献を読むか」を選ぶステップがあります。
これにけっこうな時間が取られます。
参考文献は多いに越したことはないのですが、多すぎると考えがまとまらずに筆が進まない事態に陥ってしまうからです。
そうならないための対策としては・・・
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