30後半から英語をはじめたおじさんの話-発音編その2-
発音に対するアプローチ(半年後・・・確か)
発音に対する取り組み1回目はなんとなくやった気になったというかよくわからないまま終了しました。理由はそれが正しいかどうか判断してくれる人がいなかったからです。発音に関してはそれが正しいのかどうかを判断してくれる環境があるかどうかがかなり大事だなと私は感じました。そして子供ならまだしも30台後半のおじさんには大量に聞いていればなんとかなるは通用するわけもなくましてやゴリゴリの理系の人間なので理屈というか仕組みというかそういうものを理解したうえで取り組みたいという気持ちがありました。
だいじろー
英語発音指導士をしているだいじろーさんというyoutuberがいます。私は知らなかったのですが、同僚と話しているときに何のyoutube見てんの?みたいな話があって私は芸人チャンネル!とか言ってましたけど相手がたしかだいじろーが面白いんだよねとか言ってて見てみました。彼は日本人なのですが、発音に対する知識が凄まじく例えばイギリス北部、南部での発音の違いだったりそういういわゆる日本で言う方言みたいなもの?を完全にいくつも再現でき、それをネタにしてyoutubeしているという配信者です。
彼が紹介している本にこれはすごく良かったというものがありました。
脱・日本語なまりー英語(+α)実践音声学
彼が大絶賛する本。当時、単純(今もですが)だった私は、こんなすごい人が絶賛する本なら読めば私も発音マスターや!とかテンション上がって早速購入して読むぞと読んでいたんですが、まぁなんというか初心者にはきつすぎました。ある程度の発音理解者が読む本としては良いのでしょうが、口の形の図とかではなく、文字で舌の動きや鼻の動きを説明されているので非常に私にはわかりにくく断念。
これもよくあるどんな層の人がどんな層の人向けにレビューしていた結果としてのレビューの点数なのかをちゃんと吟味しなかった結果です。今読むと理解しながら読めるのでやっぱりレビューの点数=自分にも合うみたいな判断の仕方は危険だなと思いました。
発音を再び学ぼうとしたきっかけ
忘れました。たぶん推測ですけどリスニングやってて全然聞き取れないなぁみたいな悩みとか英語会議での苦悩がそうさせたのかなと思います。マジで英語会議が苦痛で仕方なかったので。発言しないのは印象良くないとか言われることもあるんですが、発言しようにもそもそも何言ってるかわからないから発言できねえんだよ!ってことをオブラートに包んで悩み相談の形で上司とよく話してた気がしますね当時は。あと確か自分が発音できない音をそもそも聞けるわけがないみたいな動画か本を見て「確かに!」と思って動いたような気がします。まずは「母音」「子音」を完璧に発音できることからだ!と動き始めたのでした。
フォニックス
フォニックスとは発音と文字の関係性を学ぶ音声学習法で、もともと英語圏の子どもたちに読み書きを教えるために開発されたものらしく子供のための発音学第一歩なら自分でも出来るだろうって思いました。そして日本にはたくさんのフォニックスに関する本もあり、動画もありいける!!!みたいな確信がありました。youtubeに「あいうえおフォニックス」というチャンネルがありまして、それが子供向けに作られた動画でとても分かりやすくて色々見ていました。わかりやすかったんですが、結局自分は正しく発音できているのかが分からなくて本も買いました。
舌の動きとかもわかりやすく図に書かれていたんですが、でも結局自分の舌の動きや発音が正しく出せているのかわからず・・・
舌の動きを実際にやってみるとわかるんですが、舌の奥だけを上に持ち上げるとか舌の真ん中だけを上に持ち上げるみたいな動きどうやるんだよ!!その方法が知りたいんですけど!みたいな葛藤が当時はありました。鏡見ながらよく真似してた記憶があります。
発音迷子状態
あいうえおフォニックスもよかったのですが、とにかく自分がちゃんと発音できているのかどうか?そこが分からずもやもやしている状態が続いていました。誰か判定してくれ!なんなら教えてくれ!マンツーマンでお金なら払いますから!みたいな感じでした。そしてオンラインでそういうのないかなぁなんて探していたところ各オンライン英会話の企業には子供向けのコースが用意されていてほとんどの企業で発音コースが用意されていました。
これだ!と早速申し込もうとすると大人は受講できませんと門前払い。そんな・・・大人にこそ重要なのにどうして・・・みたいな気持ちでどうすればいいんだと迷宮の奥にどんどん迷い込んでいくのでした。そうしてamazonを漁っていると「世界一わかりやすい英語の発音の授業」という関正生さんの書かれた発音の本がありました。私が受験生時代は発音の本なんてなかったよなぁ時代だなぁなんて思いつつ迷いなくポチッと押しました。
早速読んでみると、舌の動き方や正しい発音の判定という点では結局私の望んでいたものではなかったのですが、収穫がありました。
「いくつかの単語の発音には強形、弱形がある」
→ 辞書を引くといくつかの単語は発音記号が複数書かれています。
can (弱形) k(ə)n; (強形) k`æn
「音が消える」
→特定のアルファベットの並びで音が消えて発音される場合があります。
mountainなど
「音が変化する」
→母音と母音に挟まれたtサウンドはR/Dに近いサウンドに変化します。
waterなど
「音がくっつく」
→前の単語が子音でおわり、後ろの単語が母音で始まる場合くっついて発音されることがあります。
far awayなど
このようなルールや音声変化が明確にあるということが書かれていました。
母音・子音の発音が正しく出来るという点では私の期待とは違っていましたが、音声変化という発音におけるもう一つの大事な要素が書かれていて目から鱗状態。ぎ、、、義務教育さん。。。
大きな収穫があり、以降はこの音声変化を意識するようになりました。
ELSA Speakという神アプリ
結局、発音判定してくれる問題は解決してくれていないので色々探していたところELSA Speakという発音矯正アプリがあります。私はこちら有料会員でやっていたのですが、当時はスタサプなど色々手を付けまくっていたのでデイリーの課題がELSA Speakにもあるんですが手が流石に回らず最低限の使い方しかしていません。
このアプリの機能の特徴の一つに、自分で発音をするとそれを音声判定してくれるという仕組みがあります。これが凄まじくよくて私のS、R、Lなどの発音は全部このアプリを使って矯正しました。ただし、頻繁に今でもRとLをちゃんと意識して発音しないと今の「R」だったなとかそういう間違いはよくやっています。ただ意識ちゃんとすれば「音が出せる」という状態にはこのアプリで達成されました。
私の使い方としては発音が苦手な単語をELSA Speak使って10回連続90点以上を達成させたら理解したという使い方をしています。ELSA Speakの機能のおそらくほとんどごく一部しか使っていませんが、私には十分な使い方です。この程度なら無料で使えますし。ただ何度やっても90点以上取れないものはYoutubeなどでピンポイントで発音解説している単語があればそれを見るし、youglishなど使って何度も色んな発音を聞いて理解したうえで再挑戦するという形の補助を入れています。注意点としてはフラップTのような音声変化は判定してくれないのでフラップTなど普段使っている人は気を付けましょうというくらいです。
そんなわけで
発音に対する取り組み2回目はこんな感じで終焉を迎えました。しかし、結局のところできたのかどうか?特に母音、子音のサウンド。というなんとなくもやもやした状態でまぁいいかフラップTとか色々音声変化について学べたしなと思ったのでありました。
発音勉強時にお世話になったサイト
American IPA Chart
https://soundsamerican.net/
Sounds American
https://www.youtube.com/@SoundsAmerican
『あいうえおフォニックス』英語発音
https://www.youtube.com/@aiueophonics
書いてる人の英語力
大学受験時:英語偏差値40台
大学受験以降、30台後半まで英語全く触れずな生活をしていました。
英検は3級をとったくらいです。TOEICは現在の会社に入るまで受けたこともなし。