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「老いる」ことの美学


アンチエイジング。


そんな言葉をよく聞くようになりました。


いまや、日本のトレンドは「美容整形」なんて時代も到来しかかっています。


それだけ、若さと外見に対してコンプレックスを持つ人間。

これは今に始まったことではないでしょう。


人間が本来持っているコンプレックス、欲求といったものにやっと技術が追い付き、「美容整形外科」なんてものがおおいにはやっているのでしょうか


こういった見た目をきれいにしようという風潮、そして美容市場の拡大はもっと根本的な人間の性質に基づいていると考えられます。



それは、「人間の欲求」というものです。


🐞欲求の多様性🐞

欲求はとても身近です。

そして、それは意外と意識されません。


例を挙げてみましょう。

食欲、性欲、睡眠欲。

これらは三大欲求です。

デジタル欲求、嗜好品欲求、アルコール欲求、ギャンブル欲求。


こういった欲求に私たちが支配されるとき、それは「欲求」から「依存症」という病名に変わります。

私たちは、欲求に対してとてももろく、飲まれやすいのです。


いまやほとんどのの人がなんかしらの依存症になりそしてそれを意識しないまま暮らしていると考えられもします。

例えば、、

今から、一週間スマホを見ないでください。
(仕事など必須の連絡は別の手段を用意してあげますから)

っていわれたら、どうでしょう。
うなずけますか?

いまから、1年間、コンビニで食べ物を買うことはやめてください。

これはどうでしょう?

なかなかyesとはいえないでしょう。


依存症というと、「ギャンブル依存症」「アルコール依存症」といったものがとりあげられがちですが、そんな他人ごとではありません。


あなたの身の回りにも欲求を誘う悪いお花がたくさんあり、あなたは知らず知らずのうちにその欲求に依存してしまっているのです。


といっても、

この記事は「欲求と依存症」に関する記事ではありません。

それはまた別の記事でご紹介しましょう。


今日のテーマは

「老いることの美学」

です。


🐞死が怖いか?🐞

死を怖いと思っているようではいまの人生、(生)を最大限に全うすることはできないでしょう。

それはなぜか?

死は必ずやって来るものだからです。


そして、それは近い未来です。


近い未来といって、あなたが思い描いている日にちとはずれがあるかもしれません。

私がいっている近い未来とは~100年くらいまでです。


つまり、少なくとも現在の人間の寿命は長くて100年ちょいですから、生まれてから間もない時点からもう死は近いとみるのが正しいのです。


🐞時間の尺度の勘違い🐞

あなたが持っている時間の尺度はとても貧しいものです。
これは、なにもネガティブなことをいっているわけではありません。

実際に時間の流れるスピードを理解しないと、自分の頭の中では監視買いしてしまうよよいうことを言いたいのです。


私たちがもつ「短い」時間と、「長い」時間。

どんなものでしょうか?

「短い」というのは1週間とか数日?
場合によっては1か月?
これは、なんの話題なのかにもよってきます。


「長い」というと数か月とか1年?
長くて数年?

ですよね。


少なくとも私たちは自分をとりまくライフスタイルを基準にしながら、ものごとを計ります。

そうするてっと、

人生が100年だとすると、、


まだまだ長いじゃん。


そう思うのが、若者です。

40歳50歳くらいの人もまだまだ人生は続くというのが一般的な考え方でしょう。


でも、考えてみてください。

1年って、10年って、本当に長いですか?


地球のもととなる原始惑星ができてから、現在の地球のありようになるまで100万年ほどかかるのです。

1年、10年そこらでは、なにも変わりませんよ。

まして、人の一生、100年では大局的にはなにも変化していないようなものなのです。


ですが、私たちは生まれてからのことしか記憶として存在しませんから、そこが思考の原点になってしまうわけです。


🐞老いることは「酸化」🐞

食べ物を一晩冷蔵庫から出して、外においておくと、朝起きてみたら黒ばんで腐ってしまいますね。

特に生ものだと顕著です。

私たち人間も生まれてから、空気中で酸化され続けて、約100年後に死んでいく。

ものを空気中において腐っていく現象となんら変わりないのです。

ただ、私たちは「生命」ですから、なんとか死からながらえるべく皮膚や内臓の組織を更新し続けて100年くらいがんばって死んでいく。


なんら驚くことではありません。

「老いる」ということは「空気」という深海で暮らし続けている私たちにとっては当たり前の行為なのです。


🤩若くいたいという欲求🤩

若くいたいという気持ちもわかります。

対人関係において、若くいた方が、印象が良いし、人から好かれやすい傾向にある。

ただ、それは「欲求」の一つではないでしょうか?

求めても求めても果てしがない。

じゃあ、子供のころにもどりますかってね?

😒「人生は一瞬」っていうけれど😒

よくいわれます。

そして、私たちも意外となにかの枕詞で使ったりします。

「人生は一瞬だから、、、」


でも、そういっている私たち自身は真の意味で「人生は一瞬」であるということを理解できていないのではないでしょうか?


大谷選手だって…

メジャーリーグで活躍している大谷選手だって、30年後に今と同じように活躍できるはずがありません。

それは本人も分かっているでしょう。

身体には限界があるからです。


外見的な美へこだわりが強い人も同じ傾向にあるような気がします。


80歳になっても、プロ選手として第1戦で活躍したい。

そう思っている人はいないでしょう。

じゃあ、30年後に活躍できなくなっていることは、大谷選手にとって、苦しみでしょうか?
とてもいやなことでしょうか?


そうではないはずです。

そのときにはそのときのライフステージがあり、そこでの幸せがある。


「今と同じ状況でい続けたい」

これは「生」に対する反逆であり、「死」への逃避ではないかと思うのです。

もちろん、様々な意見があるでしょう。

しかし、これだけはいえるでしょう。


今いるあなただけが【あなた】ではない。一生を通して、一人の【あなた】が形作られるのです。


だから、いま報われなくたって、【あなた】にとって痛くもかゆくもないし、いま必死にもがいているあなたは、素晴らしい【あなた】を形作ることができているのです。


大丈夫、心配するな。きっとうまくいく。


ある本のタイトル、これで本日は区切りとしたいと思います。

ありがとうございました。

いただいたサポートで本を買わせていただきます‼️内容をもとに新たに記事にしたいと思います‼️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️☺️