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社員インタビュー第18回:高い専門性と幅広い経験に基づく「しみじみ感」のあるコンサルティングを提供するために

 00社員のキャリアパスや経験、そして800を選択した理由を掘り下げる社員インタビューシリーズ。 今回は事業会社と支援会社の両方を経験し、BIエンジニアとしてのキャリアを磨くために800に参画されたテクノロジー本部の廣瀬さんにお話を伺いました。

―新卒で入った会社ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

 新卒で旅行会社に入社し、オンライン部門で高速バス・レンタカーや旅行先でのアクティビティなどの予約サイトを運営していました。主に予約数を増やすための集客やサイト改善に取り組んでいて、GA(Google Analytics)を使ったアクセス解析や広告の効果検証、さらに取扱商品の数を増やすための営業活動も行っていました。お客様対応や広告費の管理、SEO対策、ベンダーとのやりとりなど、かなり幅広い業務を経験しましたね。

 とはいえ、もともと「好きなことを仕事にしたい」という思いで旅行業界に飛び込んだんです。海外旅行が好きだったので、航空券やホテルの手配を行う海外部門で働きたかったのですが、希望とは全く違うオンライン部門に配属されるとは思わず、当時は正直ショックでした(笑)。

 ただ、データ分析やサイト運営に関わるうちに、数字を元に改善策を考えることがおもしろいと感じ始めて、「あれ、これって意外と自分に合ってるかも?」と気づきました。今振り返ると、オンライン部門に配属されたのは、ある意味運命だったのかもと思います。

―なぜ転職を考えることになったのでしょうか?

 最初の3年くらいは、いろいろ任せてもらえることが嬉しくて、やりがいも感じていたのですが、年次を重ねるにつれて「自分のスキルって広く浅いだけなんじゃないか?」と思い始め、もっと専門的な武器が欲しいと考えるようになりました。それで、一度しっかり勉強し直して、自分の進むべき方向を見極めようと、退職を決断しました。

 退職後は、旅行会社でのつながりを活かしてフリーランスとして働きながら、デザインやプログラミングにも手を出してみたのですが、どちらも自分にはしっくりこなくて(笑)。

 そうしているうちに、旅行会社でお世話になっていた先輩の紹介で、Webマーケティングの会社に入社することになりました。そこはGAやWeb広告に強く、さらにBIツールのTableauを扱う部署がある会社で「Tableauもおもしろそうだな!ここで働いてみたい」と直感的に感じたのが決め手でしたね。

―アナリストからBI(Tableau)エンジニアへとキャリアチェンジされた中で、何か感じたことはありますか?

 もちろん、ツールを使いこなせるようになるまでは大変なことも多かったですが、BIツールの凄さというか、可能性というか、とにかく「便利なツール」だなというのが率直な感想でした。BIツールの経験を積むことは、専門性としても申し分ないと思いましたし、何より心から「これだ!」と思えるような今後の方向性が定まったので、人生の転機だったのかもしれません。

 ちなみに、旅行会社時代にもアナリストとしてデータを扱っていましたが、当時はすごくアナログなやり方で、日次や週次のレポート作成にかなりの時間がかかっていました。各システムから個別にデータをダウンロードし、関数を駆使してExcelで加工してから報告用の数表を作成し、さらに抽出条件を細かく変えて深掘り分析したりしていました。典型的な「分析よりデータ加工に時間がかかる」パターンで、もし旅行会社時代にTableauを導入していたら、よくある「ビフォア事例」に掲載されるレベルだったと思います(笑)。

 転職してからはBIエンジニアとして、Tableauダッシュボードの構築や、トレーニング案件に携わり、PMとエンジニアを兼務することも多かったです。4年間ほど働きましたが、支援会社の立場からでも、事業会社目線で提案やサポートができたのは、旅行会社での経験が大きく活きたと感じています。ありがたいことに、お客様からも高評価をいただき、個別にお仕事の依頼をいただくことも増えました。

―転職を経てTableauという新たな武器を得た廣瀬さんが次のステップを目指すきっかけは何だったのでしょうか?

 会社で扱うBIツールがTableau(と一部他メンバーがLooker Studio)に限られていたため、すこし物足りなさを感じ始めたのがきっかけです。経験を積んでいろいろな案件を任せていただける機会が増えたこともあってか、クライアントから他のBIツールの相談を受けたり、BIツールだけでは解決できない課題に直面したりした際「自分の経験や知識が足りないな」と痛感することが多くなりました。また、ツール導入だけでなく、もっと事業やサービスに深く関わり、長期的な支援をしたいという気持ちも強くなり、再び転職を考えるようになりました。

 事業会社サイドに戻る選択肢もありましたが、支援会社では、事業会社では経験できない幅広いツールやソリューションに触れる機会が多く、そうした経験がキャリアにとって大きな財産になると考え、もうすこし支援会社での経験を積んで、さらに次のステップに備えたいと思うようになりました。

―どんな経緯で800に興味を持たれたのでしょうか?

 そんなこんなでちょうどタイミングよく、たまたま登録していた転職サイト経由でお声掛けいただいたのが800でした。カジュアル面談でお話を伺っているうちに「今の自分のスキルセットでもできることがありそうだし、Tableau以外の新しいスキルも身につけられそう!」と感じました。

 加えて、私は職場の人と仲良くやっていきたいタイプなので、800は面談を通じて「この人たち、なんか人間味があっていいな」と思える方が多かったことも入社理由のひとつです。人間味っていうとちょっと曖昧ですけど、要は「こんな人たちと働けたら楽しそうだな」と感じられたのが大きかったですね(笑)。

 それに、選考がスピーディーだったのもすごく良かったです。社員の方との面談も積極的に組んでいただけて、「自分もここでがんばってみたいな」と思いました。

―800ではどのような業務を担当されているのでしょうか?

 現在は、クライアントのデータ活用を自動化・効率化する案件を担当しています。「システムからダウンロードしたデータをBIツールで可視化し、日次で更新する」という案件を担当しており、お客様の様々な制約がある環境の中でいかに自動化を実現するかをテーマに、業務フローを設計しました。

 BIツールの選定のフェーズでは、予算内かつ短期間で200名程度のユーザーへ展開する必要があるという制約も鑑みて、様々な候補から最適なツールを提案しました。また、ETLツールでのデータ出力→BIツールで可視化という単純な流れでは、お客様の環境やツールの仕様の制約で、データの自動更新が簡単にできない状況であったため、出力データをBIツールで自動更新可能な形式に書き換えるステップを追加するなどの工夫を凝らし、できる限り自動化された工程に設計しました。

 正直、このゴールにたどり着くまでに結構なトライ&エラーを繰り返したのですが、手詰まりになりかけたときに相談したらアイディアをくれる社内メンバーがいたので本当に助かりました。また、部分的な内製化の依頼もあって、「BIとは」という概念的な説明や、具体的なツールの使い方のレクチャー(スキルトランスファー)も並行して行っています。

 その他、案件以外だと、800社内向けの学習コンテンツ作成にも関わっています。テクノロジー本部メンバーのスキルアップを目指す学習コンテンツを作成するプロジェクトで、スキルセットの定義づけや、実践学習のためのデータ整備を担当しています。最終的には社内利用だけでなく、パッケージ化して販売することも視野に入れて、コンテンツ作りを進めています。

―廣瀬さんから見たテクノロジー本部の雰囲気や人の印象について教えてください。

 シンプルに言うと、テクノロジーが大好きで、なおかつ面倒見のいい人が多い印象ですね。案件でいろんなツールやソリューションを試して、実際に比較することが多いのですが、テクノロジー本部にはその分野のプロフェッショナルが揃っているので、困ったときはチームメンバーに相談すれば大抵のことは解決します。

 もちろん、すぐに明確な答えが出ないときもありますが、そんな時は「ああでもない、こうでもない」って一緒に試行錯誤できるメンバーばかりで、そういう議論も活発です。

 案件で試行錯誤した経験はもちろんですが、社内メンバーとの議論を通して実装経験がなかったツールに触れる機会も多く、転職前と比較するとお客様に提案できる幅が格段に広がっていると実感しています。チーム全体で知識をシェアしながら成長していけるのが、とても恵まれた環境だと思います。

―最後に、転職を検討されている方へメッセージをお願いします。

 何か自分の軸になるような強み、専門性があって、かつ他の領域にも興味がある方と一緒に働きたいです。一言で「データ活用」と言っても、いろんなフェーズやツールがありますし、たとえ「特定のフェーズにしか関わったことがない」とか「○○というツールしか使ったことがない」という方でも、他のメンバーとお互いに補い合って、十分に活躍できる環境が800にはあります。そういった環境こそが、まさにスキルアップにも最適だと思います!

 テクノロジー本部では、尖った専門性を持っている即戦力の方はもちろんですが、ある程度の専門性があって、新しいことに対して手を動かしながら積極的に学んでいきたいというスタンスを持った方も大歓迎です。もしご興味があれば、ぜひカジュアル面談などでお話できると嬉しいです!

―廣瀬さん、ありがとうございました。

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