#29【ラブ・アゲイン】 後編 編集後記
どうも、毎日映画トリビアです。
映画トーク系ポッドキャスト番組「深めるシネマ」のロマンティック・コメディ映画「ラブ・アゲイン」の後半回、編集後記です。
ちなみに前回のエピソード、「#29ラブ・アゲイン前編」が東中野にあるポッドキャスト+クラフトビアバー「雑談」さんが毎月セレクトする良質(!)なポッドキャストと音楽のプレイリスト"8Hours for"の”Chill(チル)”に選出されました。
選出されるのは通算3回目ですが、これまで"Swag"(やべえ奴ら)枠だけだったのが、なんと今回はチル!一生「へんなポッドキャスト」としてしか認知されないと思ってたのに、チル枠に選ばれ「これは一皮むけたのでは?!」と自慢したくなったので自慢しておきます。
目指すはあと一つのプレイリスト枠"Work"に選ばれること。でも絶対仕事中に聞くには向かない自信があります…。どうしよう。
それでは前置きはこれくらいにして、今回の個人的な補足と言い訳、行ってみましょう。
愛と執着の違い
今回のエピソードのタイトルにもなっている「愛と執着の違い」について。「エピソード本編内でもう少し深く踏み込めていたらなぁ」と収録後に思ったので補足です。
「ラブ・アゲイン」の中で描かれる恋愛は主に
キャルとエミリー
ジェイコブとハンナ
という双方向の恋愛感情と
ロビー→ジェシカ
デイヴィッド・リンハーゲン→エミリー
ジェシカ→キャル
という片思いに分けられますが、この実った「愛」と実らなかった「片思い」の違いは「相手からの見返りを求めているかどうか」なのではないでしょうか?
キャルはエミリーのために夜中にこっそり元自宅へ忍び込み、庭の手入れを行うという「見返りを期待しない行為」を行い、ジェイコブはせっかくハンナのお持ち帰りを成功させたにも関わらず「セックス」という見返りを求めません。
一方ロビーは「魂の伴侶」と信じて疑わないジェシカから、明確に「やめて」と伝えられながらも彼女に対する行動をやめず、デイヴィッドも困っているエミリーを誘い続けています。(これに関してはエミリーもはっきり態度を示す必要があったのかも知れませんが、彼女の中でも揺れ動く気持ちがあったのでしょう)
見返りを求めないのが「愛」、見返りを求めるのは「執着」とするならば、ロビーもデイヴィッドも相手に振り向いてもらうという「見返り」を求めて行動し続けており、ここに「愛と執着の違い」が描かれているように見えます。
ちなみにジェシカはキャルに対して恋愛感情を持ちつつも、キャルのことを気遣い、その感情を秘密にしているので、ロビーやデイヴィッドに比べると遥かに大人で、愛について知ってるのかもしれません。(あのヌードフォトだけはアウト)
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