#28【ラブ・アゲイン】前編 編集後記
どうも、毎日映画トリビアです。
映画トーク系ポッドキャスト番組「深めるシネマ」のロマンティック・コメディ映画「ラブ・アゲイン」の前半回、編集後記です。
今回の収録、すでに上がっているコミュニティ限定フリートーク#2を聞いた人は分かると思うんですが、相変わらずの遅刻魔そろばんさんから集合時間30分後に「いまおきた」という連絡を受け、最終的に1時間の時刻をぶちかましたそろばんさんの頭が、完全に回ってないまま収録し始めたことを考慮してお聞きください。(あらすじが酷い)
それでは個人的な補足と言い訳、早速行ってみましょう。
タイトルについて
「ラブ・アゲイン」という邦題がついた本作の原題は「Crazy, Stupid, Love.」というものであると本エピソード内で説明しましたが(個人的にも邦題より好き)、この映画の製作者たちもこの映画にどんなタイトルを付けたらいいか悩んでた時期があるようで、完成するまで様々な案が存在していたそうです。
当初は脚本を担当したダン・フォーゲルマンの名前にちなんで「Untitled Dan Fogelman Project(タイトル未定のダン・フォーゲルマン作品)」、略して「UDF」とだけ仮タイトルがつけられてたとか。
撮影中もタイトルが決定せず、ウィーバー家の息子ロビーを演じたジョナ・ボボが台本の「ロマンティック」という言葉を「ロマンティカル(romantical)」という言葉に言い間違えてしまったことで、この「ロマンティカル」というタイトルになりかけたり、スタジオ側が英語スラングで「ナンパする時に隣りにいて手助けをする人」を意味する「ウィングマン(wingman)」というタイトルを推したりしていたそうですが、監督2人はピンとこず、最終的に撮影現場のキャストやスタッフからタイトルを公募する「タイトルコンテスト」を開催。
採用者の商品としてiPadが準備された結果(2011年当時のiPadはものすごく貴重だったはず)、300近いタイトル案が集められ、その案たちをわざわざスタッフTシャツにしたりして、みんなでしっくり来るタイトルを探していたらしいですが、最終的に「Crazy, Stupid, Love.」に落ち着いたとか。
登場人物たちが皆LoveによってCrazyでStupidになっているあたり、恋愛している時の自分たちを笑い飛ばすことができるロマンティック・コメディ映画の楽しさを象徴する良いタイトルだと思います。
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