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LA NARANJA PROHIBIDA / 禁じられたオレンジ

『時計じかけのオレンジ』のスペインでの上映禁止騒動についてのドキュメンタリー。ナレーションがマルコム・マクダウェル。

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スペインではフランコ政権下、コントロバーシャルな映画はセンサーシッププログラムによりセリフの改竄や上映禁止が相次いでいました。

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スペインでは『時計じかけのオレンジ』にオマージュを捧げた『時計じかけの恐怖』という映画まで制作されたというのに。

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『時計じかけの恐怖』は『ブルーワールドの殺人』というタイトルでソフト化されているようです。

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スペインのヴァヤドリードという街で行われていた映画祭でまず『時計じかけのオレンジ』を上映しようという機会が訪れます。

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77分しかないのに結構詰め込めずぎて焦点がぼやけたドキュメンタリーになってました。ナレーターをマルコム・マクダウェルが語りことにより結局撮影当時の秘話になり、このドキュメンタリーの趣旨からは離れていきます。まとめきれなくなって若者たちに『時計じかけのオレンジ』を見せて感想を言わせるというのは苦肉の策でした。フランコの圧政、映画祭関係者の努力、キューブリックの反応など多岐にわたる証言集としては貴重かもしれませんが、最後までまとまりを欠いた映画。

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