新幹線出張での小さな幸せ
今日は出張で新幹線に乗り鹿児島中央駅から新大阪駅まで向かっています。飛行機の方が移動時間は短いので普段は飛行機を使うことが多いのですが、今回はゆっくり仕事をしながら移動したかったため新幹線を選びました。
新幹線は指定席にしたのですが、久々の新幹線だったので「絶対に隣が空く席を勝ち取りたい!」という妙な執念がわいてきて、いろいろ考えながら席を予約しました。ちなみに私の中で良い席とは、コンセントが使える窓側で、トイレとの距離が近過ぎず遠過ぎず、リクライニングを倒しやすく荷物も置ける最後部座席です。隣を空けるというのが最優先事項だったので、この際車両は後方でいいやと割り切り探したところ、7両目に全ての条件にはまる席があったのですぐに押さえました。
始発駅から終点駅まで乗り通す4時間の長丁場。果たしてこの座席選択で合っているのか?乗車当日を迎え、期待半分、不安半分のまま新幹線に乗り込むとちらほら乗客はいるものの私の隣は誰もいません。ただここはまだ始発の鹿児島中央駅。ここから次々と乗客が増えていくので油断は禁物です。とりあえず序盤はクリアし熊本駅に着きました。続々乗ってくる乗客の動きがあります。
すると近くに海外の家族連れが近くにやってきました。最後部座席の私の隣の席の後ろにキャリーケースを置き始めたので正直「終わった」と思いました。が、実際にその家族は通路を挟んだ反対側の席で、自分のところに置ききれない荷物をこちらに置いただけでした。発車してからも親子でスマホゲームに夢中だったので私は安心して一眠りすることにしました。
久留米を通り越して博多につき一家は降りて行きました。その後、家族がいた席は空席になり数駅進んだところでビジネンマンが一人座りましたが、2駅過ぎても3駅過ぎても私の隣は空席のまま順調に進んでいます。駅に着く度「どうか隣に来ないで!」と密かに祈り続ける時間は、妙な緊張感もありつつ少し楽しくもありました。
次が最後の駅、新神戸駅です。ここで誰も隣に座らなかったら私の完全勝利です。果たして結果は・・・?
ミラクルが起きました。ついに誰も隣に座ることなく新大阪まで4時間おひとりさまシートを堪能することができました。広々使える座席で思う存分リクライニングを倒し、好きなタイミングでトイレに行き、快適に仕事を進めることができました。あらためて隣がいない新幹線の快適さを感じました。いつもうまくいくとは限らないので今日はラッキーでした。久々の出張で幸先の良いスタートを切れて良かったです。
帰りの便は残念ながら最後部座席が空いていなかったのですが、同じくコンセントが使える窓側席を予約しています。帰りも幸運を願います。
さあ終点のアナウンスが聞こえてきました。それでは出張業務、がんばってまいります!
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このnoteは映画監督山下大裕が私自身の活動を応援してくださる方に向けて日々感じたことや頭の中で考えていることなどを発信しているものです。他のSNSでの投稿よりも私的な内容が多くなりますがそちらも含めてお楽しみいただければ幸いです。
山下大裕