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ラーメンへの渇望、リウマチ性多発筋痛症患者の完全無欠ダイエットチャレンジ14日間 最初の7日間

(ヘッダ画像: Sapporo Ramen. by MIKI Yoshihito, Flickr)

これまで20年以上ほぼ一日も欠かさず摂取していたアルコールを、14日間チャレンジ開始の数日前に一時停止した。一生飲まない決意などしてはいないが、一生飲まなくても問題なさそうだ。飲みたいとか飲みたくないとかすら思うこともなく、興味がわかない。今のところだが。

それよりも小麦への執着が捨てきれない。ラーメンやうどんはもちろん、それまでたいして好きでもなかったパンも食べたくて仕方がない。白米は結構食べているので糖質への飢えではない。

14日間の間に止むを得ず一食だけ小麦を多く摂取してしまったことがある。以前には食べ慣れたインドカレーを食べた直後から頭痛と背痛が始まり、2時間後には猛烈な空腹に襲われ、6時間後に車を運転した時には危険を感じた。目の前のことに集中できない。人の言っていることが聞こえても理解できない。だからまともには仕事もできないし、車の運転は飲酒運転と同じくらい危ない。

何度か大豆麺でラーメンやうどんへの渇望を埋めようとしたが、虚しくなるばかりだ。それはラーメンに対する食欲ではなく、小麦に対する渇望なのだ。

気がかりな3つのこと

完全無欠ダイエットをする上で、気になっていることが3つある。
小麦はイライラとボンヤリの原因となる。普段の自分が穏やかな気持ちで頭がすっきりしているのを実感する。

しかし逆の面もあった。車を運転している時と人と話している時にイライラすることが極端に増えた。他者の緩慢さを受け入れられないのだ。見知らぬ運転者の緩慢(に感じる)な動きに「とろとろ何やってやがるんだ!この小麦中毒者!」と心の中で叫ぶことがかなり増えた。つまりすごく嫌な人になっている。というかクレイジーだ。しかし、おそらくこれは慣れの問題だと思う。たぶん時間が解決する。そう願っている。

ふたつ目は上記とは別な角度での対人関係の不安だ。実は以前、私の病気に対して、小麦断ちを勧めてくれた知人がいた。しかし私は即座にその発言を戯言だと決めつけた。健康法やダイエットは信仰だ。なので私は友人には、可能な限り完全無欠ダイエットのすばらしさを伝えないように我慢している。

それでも十分には抑えきれないのは、体調も気分もいいからだ。我慢している分、ちょっとでも質問されると嬉しくなって口が滑る。口を滑らせた結果、良い関係性が構築できたと思えることはほとんどなかった。口を滑らせてしまうのを最小限に抑えるためにここで書いている。今後もより一層我慢したい。

最後が最も気になっている。
例えばベジタリアンをイメージして欲しい。環境問題や政治的な問題など理念からのベジタリアン像ではなく、草食生活を送った結果の性格はどんな感じだろう?

「えー、あなたがお酒飲めないなんて意外!」というセリフを一度は誰もが誰かに対して言ったことがあるように、そして「みーんなにそう言われるんだ」という答えが必ず返ってくるように、飲食態度とその人のキャラクターイメージは密接に関係している。この場合は、飲食態度と人柄に関係はないことの証明に思えるかもしれないが、そう誤解される人は飲酒する人に似た食生活態度や、代替えとなる生活習慣をしているものである。証明はできないが。

とにかく、おそらく、その人の性格や人柄、価値観は飲食態度は関係している。

『最強の食事』を読んだ時に、著者のデイブが偏狭で差別的だと感じたが、翻訳のせいかもしれないとも思った。しかし、彼のネット上での振る舞いを見ていると、嫌な予感が当たっているような気がする。完全無欠ダイエットへのアンチに対して叩きのめすような態度が時に見られる。もともと相当に嫌だった人がマイルドになって今の状態なのかもしれない。しかしどんなに頭が高速回転しても、他者へのシンパシーが弱い人は頭がいいとは思えない。

普段の飲食態度は物理的な肉体への影響だけではなく、性格や価値観、倫理観にも大きく影響を与えると考えている。だからすごく気になるのさ。デイブの嫌な感じが。ひとつ目の、他者への運転へのイライラに通じるものがある。嫌だね。

3月29日(火)から4月4日(月)までの1週間
体重 -1.1Kg 89.40Kgから88.3Kg
体脂肪率 −1.0ポイント 32.6%から31.6%

(いずれも測定は3/28と4/5の朝)
減量スピードには若干不満があるが、これまで毎日太り続けてきたことを考えると、体重の増加が止まっただけでも満足すべきかもしれない。なお、減量スピードを上げたい人は、完全無欠コーヒーの後にタンパク質を摂ることをデイブは勧めている。減量スピードを上げたい人は食え!というのだから興味深い。私はタンパク質は取らずに完全無欠コーヒーだけで朝食を済ませた。

体重は微減ではあるが、お腹周りはかなりすっきりと感じられるようになり、肌ツヤが良くなったと指摘されることが増えた。

お酒は1日の締め括りとして欠かせないものだと思っていた。だからこの14日間の断酒には不安があったが、上述の通りそれは杞憂に終わった。アルコールを摂取しなくても1日は無事に終わり、翌朝新しい1日は何事もなくはじまるのだ。

夜中にトイレに起きることもなく、朝5時まで一直線に睡眠。起きてから眠いということもなくなった。それまでの私は遅くとも夜10時にはベッドに入り、朝6時までグダグダとしていることもあった。それでもまだ眠かったのだ。長く寝られる人は体力がある、という。それは本当かもしれないが、体力があるから健康ということではない。疲れを取るのに長い睡眠が必要な状態だ。そして私は、限りある体力を必要以上の睡眠に使いたくない。

睡眠時間は、1日当たり少なく見積もっても2時間は短縮できるようになった。使える時間が1年間だけで730時間、つまり30日間いきなり増えた計算になる。しかもいつでもすぐに集中できる。起きている時間が増えてもぼーっとしているなら寝ている方がまだましだ。この増えた時間は収入を増やすことに使っても、趣味の釣りに使っても、家族との旅行に使っても満足感の高い時間量だ。

断酒をしたことか、もしくはクリルオイルを睡眠前に1g摂取するようになったことかその両方かわからないが、睡眠の質は劇的に向上した。

これから1日分ずつ、摂取した食べ物への体の反応などを詳細に書いていこうと思ったが長くなりすぎた。次回は2週目のまとめと血液検査の結果について報告したい。

追記:すごく大切なことを書き忘れていた。完全無欠ダイエットでは空腹と戦ったりする必要はない。空腹を感じれば最強のおやつの焼き芋もしくは干し芋を思い切り食べる。そして何度もいうが、白米が食えるのだ!

空腹を耐える必要がない、というのはとても大切なことですね。

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