2024年 富士ヒルクライム 1:13:26 シルバー達成
<当日を迎えるまで>
今年は1月から、富士ヒルというか、おきなわに向けてというか、「チャリンコ今より強くなりてえなあ」という想いから【月1000㌔乗ることをを目標にトレーニングする】ことを決め取り組んできた。
なので富士ヒルに向けて特別何かをしてきたわけでなく、通常通りトレーニングを積んできた。
土日はもちろん、仕事前、仕事後はなるべくローラーに乗り、週5日~6日は乗るよう心掛けた。
ただ、身体が順応できずに体調を崩したり、引っ越しがあったり、消防団の訓練があったりと1000㌔を乗れない月もしばしば(下回る月は900㌔くらい)
昨年は【79分】というタイムで逃した「富士ヒルシルバーの奪取」は今年のひとつのミッションにすぎない。
◇トレーニング
平日は基本的にズイフトでトレーニング。
週2日はVo2MAX系のメニュー(ゴルビー、ラットルスネーク、プロチームのワウトのメニューなど)、sweetspot系のメニューを1日(SSTショートなど)
土日は実走で踏み倒し(実走でリカバリーできない)
ローラーで回復走かフルレストを1日。
だいたいそんな感じ。(どんな?)
週200~300㌔くらい。
◇試走(2回)
試走1回目⇒1:15:50 試走2回目⇒1:14:10
今年の試走は2回。ほんとはもっとするつもりだったが、目標としているタイムをクリアした為、あとは当日のバフでもう少し縮むだろうと安易な考えのもと、残りの2週間は普段通りのトレーニングメニューで過ごした。
◇機材
当方、(SPECIALIZED)TarmacSL7(7.4㎏)、CerveloS5(7.9㎏)を所有している。試走は2回ともS5で行い、料金所~【74分】というタイムも出せたが、重量差やチームの先輩からのアドバイスもあり、昨年同様SL7をチョイス。もし達成できなかった時に後悔しないように。。あとは4月末にクランク長を170㍉→165㍉へ。(すぐ流行りに乗る人)これは自分の中でもすごく大きな効果を感じている。変えてよかった。(めっさ短足なんす)
<当日編>
◇人間について
当日の起床時体重は測り忘れました(汗)前日の寝る前で76.7㌔でした。
FTPは329wになります。(PWR4.27)Vo2MAXは64だったらしい(後日確認)
食事、水分量も試走を参考に調整。昨年までは「朝はたくさん食べなきゃ」とパスタ200㌘とか食べていつも脇腹痛くなってた。
駐車場までの約1時間の移動の中で、おにぎり4つ、水分を1ℓほど。ここも試走の経験から朝からの水分とレース中のボトルにACTIVIKEのグランフォンドウォーターを入れるつもりだったけど、移動途中で粉を忘れたことに気付く。。結局ただの水でボトル1本(550ml)持つ。
また、雨予報も出ていたのでイナーメのレインジェルを全身に塗りたくってスタート地点へ出発。
◇当日の機材
・フレーム→Tarmac SL7(Fact10Rグレード)(7.4㌔)
・ホイール→F:Roval CL50 R:Roval CLX50
・タイヤ→GP5000 25C(クリンチャー)(F:5.5bar R:6bar)
・ギア→F:52/36 R:11-30
・サドル→SPECIALIZED Romin EVO PRO
・ハンドル→RovalRapide RoadBar(380㎜)
・パワーメーター→アシオマ DUO SHI(ペダル105)
・サイコン→Garmin Edge530
作ったタイム表を忘れ、即席で作ったタイム表。
◇スタート~一合目まで(310w)
STRAVA料金所~のタイムもそこまで余裕があるわけではないので、スタート地点~料金所まで【2分】ほどで超えれればとアウターダンシングで駆け上がる。ここまでの平均は320w。料金所を超えてフロントをインナーに落とし、300w~320wほどで淡々と。一人後ろについてきているが、他に足の合いそうな人はおらずこの時点で単独を覚悟する。2回の試走を経て得た作戦が【一合目下駐車場の平坦区間から頂上まではフルアウター】。当日も実行する。ケイデンスを上げるより、アウターでトルクかけて登った方が個人的にリズムを刻みやすく速く走れる。と感じたので。昨年までの反省としてツッコみ過ぎて二合目以降垂れがちなので抑えめで。1合目到達タイムはシルバー参考タイム(17:37)より約20秒上回る。(平均310w)
◇一合目~二合目
ここも300w付近で走れるよう意識。ここで垂れないように1合目も抑えめで走ってきた。スタートから付いてきている人はまだいる。前に出てくれそうな感じでもないので特に交代要求はせず。ここでも参考タイム(29:22)を約20秒ほど上回っていたと記憶。(平均306w)
◇二合目~三合目
8㎞~9㎞区間は勾配が少しキツくなる区間。案の定ここで少しきつくなり30秒くらい250w付近で休み、踏みなおす。参考タイム(41:53)を10秒程上回る。(平均289w)
◇三合目~四合目
ここが一番しんどかった。。300w維持が苦しくなり、2回ほど約30秒のインターバル(250w)を入れたと記憶。「大沢駐車場まで耐えればゴールまで一瞬や、、踏ん張れ自分、、」と頭の中で何度も唱えていた。
大沢駐車場を過ぎたタイミングでずっと着いてきていた人が前に出た。「やっと前引いてくれるんか?助かる~!!」と期待したが、ものすごいペースアップで一瞬でちぎられた。笑 ここまで私のペースで良かったのだろうかwと思ったが、四合目到達時点で参考タイム(56:41)より40秒ほど遅れていた。これはギリギリの戦いになるだろうか。。のお気持ちに。(平均287w)
◇四合目~ゴールまで
試走も含め、4合目を超えればゴールまでは一瞬である。と感じる。(個人差あり)
山岳スプリット区間もアウターでなんとか踏ん張るが、割と垂れた記憶。持てる力を振り絞り淡々と回し続け、奥庭を超える時点で経過タイムは【68】分。
「行けそう!!」
こうなれば後は出し切るだけ。最後のフラット区間も全力でもがくが全然40㌔出ない。ヘロヘロ。(一瞬だけ40.2㎞/時出てた)
最後のゴール前の坂。あそこ「絶対誰かに後ろから引っ張られてる」って毎回思う。そう思いませんか?300~350w(平均325w)ほどで踏み倒す。
最後まで絞り出しゴール!!!!
(※大沢駐車場~五合目まで 平均283w)
◇目標達成
タイム「1:13:26」
や、やったああああ!!!!!
と喜ぶ力は無く、、、
ゴールの瞬間は小さくガッツポーズした気がする。実質一人旅でめちゃめちゃキツかったのもあって、うるうるしながら預け荷物を取りに行った。着替えたいが、座ってしまったらしばらく立てなくなった。笑
ストラバのセグメント(料金所~)では「1:11:31」だった。
平均パワー:290w→(約3.8倍)
皆に当てはまるかは分からないけど、よく言われる「シルバー狙いならFTP4.3倍必要」は標高でパワーが下がることを想定して言われているのだろうと身をもって経験した。誰かの参考になれば幸い。
◇振り返り~今後の目標
あくまで「通過点」だと思っていたけど、近づいてくると割と意識しちゃいますよね。
当日の参加人数見ても、運営・ボランティアの方々など、ほんとにBIGなイベントだなと。このイベントに携わるすべての人に感謝いたします。
そして平日は我が家の精神と時の部屋に籠りズイフトに明け暮れるなかで、毎週日曜のチーム練、試走に誘ってくれて引っ張り出してくれるメンバーにも感謝。試走の中で、アウターで登りきる作戦に行きつけたのはとても大きかった。
逆を言えば、「インナーでパワーコントロールするスキルとケイデンス高めを維持できる心臓が無い」ということ。それは今後の課題だと思う。
子どものころから柔道に明け暮れてきた人間だから、やっぱり何か目標に向けて取り組む、この過程が好きなんだろうか。(Mじゃないヨ)
来年もまた、、!!と言いたいところだけど、この体重ではさすがに厳しいかな、、(某プロチームの818選手は去年同じ体重でゴールド取ってたから不可能ではないだろうけど・・無理!!)70㎏くらいまで痩せれたら目指してみようかな・・・( ˘ω˘)スヤァ(無理)
山に登れなくても自転車は楽しい。でもキツいことを求めて自転車に跨り、山に登る変態がロード乗りには多いこと(褒め)
景色や下りの爽快感も楽しみの一つだと思うが、きっと無意識に登っている人が多いのではないだろうか(偏見)
これにて私の富士ヒルクライムは閉幕。
また、トレーニングの日常を続けていきましょう。
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