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ツールド沖縄当日(市民100㌔61位)

こんにちは。
今回は「2023年ツールドおきなわ」に参加してきました。

サラリーマンライダーの奮闘記として
そのレポートを綴っていこうと思うのですが、
今回初めての参加で、沖縄入り~受付~レース当日と多々不安な点がありました(^-^;笑
「ツールドおきなわに興味がある」「参加したいけど不安だなぁ」といったお気持ちを持たれている方の参考になるかはわかりませんが、レースのみでなくその他の部分(受付、移動、総費用など)も記していこうかと思います。

前回、前日までのレポートを書いております。
よろしければそちらもお読みください!




■スタート地点への移動~スタートまで

当日は4時半に起床。
起床時は十六穀米のおにぎりを2つ、セブンの羊羹を1つ、アクエリアス500mlを摂取。

スタート地点行バスが出る「オクマリゾート駐車場」への集合時間は5時45分~6時15分。今回の宿(源河)からは30分程なので5時頃に出発。(嫁に送ってもらう)宿を出ると大粒の雨が。道中も雨は弱まるどころか強まっており、レースへの不安が一層強まる。。
少し早めに着くも、すでに30人ほどがトラック横のテントで雨宿りしていた。(寒さでみんな震えてた)

15分ほど待ち「早く着きすぎたかな。。」なんて考えているとバスへ案内され、1便目のスタート地点行バスに案内され、奥やんばるの里へ。
30分ほどでスタート地点へ到着。結果として早く着いたことで1便目のバスに乗れ、雨宿り場所を確保でき正解だった。

さて、ここからが地獄である。笑
スタート地点に着いたのが6時半過ぎ、そしてスタート予想時刻はなんと9時30分。。笑
幸い前日に預けたバイクは到着後すぐに見つけることができ、雨宿り場所を確保(奥やんばる食堂の建物の屋根)、ひたすら待機。。
追加でおにぎりを2つ、エネ餅を1つ、9時頃にマグオンジェルを1つ摂取。水分も500mlは摂取しただろうか(寒さでトイレが近く控えめに)
時間が経てど気温は上がらず、寒さに震えながらひたすら待機。

雨宿り。風吹いたら濡れる。
ほんと寒かった。

チャンピオンレースがやんばる前を通過し、各クラス(女子国際、市民100、マスターズ100)招集がかかる。
一時弱まっていた(なんなら止んでた)雨がスタートが近づくにつれ嵐のようなザーザーぶりに(笑

実際にアナウンスされたスタート時刻は9時45分。
待機時間3時間。笑

当日荷物預けに上着含む荷物を預け、招集場所へ。
しかしあまりにも雨が強く、よく公園にあるような屋根付きのベンチが1か所あり、そこへ避難。笑
30人くらいは避難していたと記憶。笑
「ほんとにレースやんのこれ?」そんな会話も聞こえていた。

そんなこんなでとうとうレーススタート。

■機材、補給食など

フレーム:TarmacSL7(expertグレード)
ホイール:FFWD RAW
タイヤ:シュワルベ PRO ONE TT チューブレス
空気圧:F4.5 R4.8

補給食:フラスコ150×2(スポーツ用リポビタンゼリー)、エネ餅×2

■目標

今回の目標は初参加ということもあり
「2桁リザルトと無事完走する事」と設定しトレーニングをしてきた。

■レーススタート(奥~海沿い)

前から10列目くらいでスタートするも、左側に位置してしまいスタート後に埋もれてしまう。
100㌔クラスはスタートと同時に登り。こっちで言う大垂水峠(高尾側~)くらいのボリューム。それを想定し、大垂水でのトレーニングもしてきたが、4倍ちょっとでもじわじわと離されていく。。「まじかよお~」なんて思いながら踏ん張るも寒さで思うように身体が動かない。
集団を目視できるくらいにはいたが、下りはじめで完全に先頭は見えなくなった。あとでセグメント見返しても4倍チョイでクリアはしてた。
「あっけない」とか思いながらも即「2桁リザルト&安全に完走」と言い聞かせ気持ちを切り替える。

下りはじめで元気な大学生が「すいませーーーん。先頭との差どのくらいですか!!!」と声をかけてきた。「見えなくなってそんなにたたないよ」と伝えると下りでかっ飛んでいった。

こちらはビビり散らかしながら下り海沿いへ。
先ほどの2人と、先頭から垂れてきた数人で集団形成しているのが遠くに見える。300mくらい先だろうか。
「一人旅にはなりたくない」と思い踏み倒し全力追走。
しかし2㌔進んだくらいで後ろから6人程度の集団が来たためジョイン。(完全に無駄足だった。。)
1人5分ほどでローテを回し、普久川手前で前にいた集団をキャッチ。

■普久川~学校坂~海沿い

15人ちょっとの集団で普久川ダムへ入る。
5倍チョイくらいのペースでまあまあきつい。誰かが女子国際の方を抜く際に先頭集団との差を伺い「1分30くらい」と聞くと更にペースがあがるが、「ここでペースあげて人数削るより抑えてパックでいこう」と1人が声掛けしてくれた。それでも3人ほどは落ちていったと記憶。
セグメントタイムは21分(3.5倍程)、やや抑えすぎな気もしたが1番の不安を集団でパスできたことに安心していた(この時は)

そして下りにはいるわけだが、まあ怖いこと。
ビビり散らかしまくってみんなに速攻で置いていかれます。笑
同じくして集団から離れてしまった人が何人かいたが、集団は目視で300mくらい先に行ってしまう。

途中、ボトルを1本(水)受け取る。
※持参ボトルは破棄するので、捨てても良いやつを当日は使いましょう。

下り終わり、単独で集団を全力追走。少しの平坦と学校坂の登り始めで追いつく。しかし追走時に頑張りすぎてしまい力尽き、学校坂の中盤で集団からドロップ。

ここから5㌔くらい一人旅になっただろうか。
しばらくして市民140㌔の集団がかっ飛んできたが、1番後ろに市民100㌔の方が付いている。すぐにモトから混走を注意され落ちてきた。
「混走やっぱ怒られるんすね」と会話しながらしばらくご一緒する。
(この方は徹底して後ろにいた。後に集団にジョインするもローテスキップする徹底ぶり。「ロードレースやなあ」と思ってました)

前にいたのか、後ろから来たのか記憶が曖昧だが、市民100、140マスターズ、女子国際(1人)の数名選手の集団にジョインし計7名程の集団に。(この女性の方、ローテもサインも安定感すごくて強かった)

ローテ回しながら淡々と距離を消化していきます。
要所で来る登りも3.5倍出力くらいで無理せず。

60㌔地点での補給も水を1本受け取る(あまり飲まなかった)

■~羽地~ゴール

羽地を目指す道中で集団はどんどん大きくなる。もう色んなクラスごちゃごちゃで50人くらいいたと思う。笑
市民200㌔の選手に抜かれると付いていこうという動きなのかペースアップがかかる。
きっと先頭~30位以内くらいの方々だろうしそれは辞めようよって思ってた。後方で。

淡々と漕ぎ続け、90㌔を消化。
いよいよ羽地の登りが始まる。(2連トンネルってやつ)
「ど、動画で見てた坂や、、想像より迫力すごいな、、」と思ってた。

また、90㌔地点で「今日は足攣らないなあ」と思ってたんです。
羽地登り始めた瞬間、右もも、左のハムがバキバキに攣ります。(伏線回収が早すぎる)
今までに経験したことが無い攣り方。なんなら自転車で足つったことあんま無かったんです。(ふくらはぎ少しだけ)
もうパニックですよ。トルクかけずに回す事に専念するも余計痛い。
結局、開き直って踏み倒したら治まりました(脳筋)ただ、ここで大集団からドロップ。ここにしがみつけていたら、シード権も取れていたかもしれれない。。
セグメント見たら3.2倍程でしか踏めてなかった。

後は市街地まで安全に下ります。
道中、140の先頭?の方々がかっ飛んでいきます。
追い抜かれるたびに緊張感や絞り出す気迫がひしひしと伝わってきました。
私なんかがまだ見ることができない景色だなと感じながら下る。

無事に下り終え、形だけでもと力を振り絞りゴールまで全力で踏む。
落車やトラブルなく、無事にゴールすることができた。
ゴールラインすぐに彼女が手を振る姿を見つけ、「生きて帰ってこれた。。本当に良かった。。」と強い安堵感に包まれた。

※レース中の写真なくてごめんなさい。

■リザルト、反省点など

結果は61位。
ゴールするまでは「100位くらいかな」と思っていたので、当初の「完走&2桁リザルト」を達成。
更なる結果を追い求めるには全然力不足。

シード権はまったく意識してなかったけど、
最後千切れなければワンチャンスあったか、、なんて思うと悔しさは感じた。
雨につき水分をあまり口にしていなかったこと、補給も500㌔㌍程度しか取れていなかったと思う。ロードレースはおろか、雨の中走った経験すらそこまで多く無いことで、安全ばかりに気を取られ補給に全然気が回らなかったことが足攣りの原因かと。
スキル的なところは圧倒的に下り。重量級だからか、タイヤが滑ったりと危ないシチュエーションは無かった。(1回ラインミスって焦った)ただ恐怖感が強すぎてどうにも。「滑ったらどうしよう、前の人が・自分が逝ったらどうしよう」こればかり。こればかりは練習あるのみかな。


出し切った私。攣ったところが痛くて動けない。


スタート時は嵐にも近いような豪雨、
前走者が巻き上げるタイヤの水を浴び続け、口の中はジャリジャリに。
よく「やりきることに意味がある」と言うが、初めてそれを体現できた気がした。またこれを機に結果を追い求められるよう自転車を続けていきたいと強く感じた。

「来年も沖縄に帰ってきたい」


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