見出し画像

現地校に通い出した娘 言葉の壁を越えようとする健気な姿に切なくなる私

こんにちは。夫の駐在でフランスに子連れ3人で移住してきたEikoです。

先週からフランスの現地校に通い出した
長女(小学一年生)と、長男(幼稚園年長)。
地元の公立校のため、日本人は愚かアジア人もほぼおらず、
もちろん先生や生徒も、日本語が話せる人は誰一人居ない状況…

最初の1週間は、長男が毎日泣きながら登園していましたが、長女は緊張しつつも一度も泣かずに登園していました。


やっぱり長女も限界だった

最初の一週目を終えたその週末の日曜日、明日からまた学校だねと話すと
「行きたくない、ママといたい」と泣き出す長女。

翌日から、登校する度に泣き、引き剥がされるように登校していく娘。
出迎えた校長先生に毎度手を繋いで連れて行ってもらっていました。

夜寝る際は、「前の保育園が良かった!なんでフランスに来ないといけないの?日本語が話せなくてやだ!みんなと話したいのに何言ってるかわからないの!!」
と号泣。

『この年齢から異文化に触れられるなんて、絶対にいい経験になる』
と私たち親は信じているものの、長女の様子をみると、申し訳なさでいっぱいになりました。


初めてのクリスマス懇親会

数日後、クリスマス懇親会(?)なるものがあり、保護者が持ち寄ったお菓子を教室で食べながら、朝からお茶会をしました。

夫と私は長女にお友達を紹介してもらいつつそのご両親とお話ができて、とてもいい機会でした。

クリスマス時期に行われる懇親会 お菓子などを持ち寄って一緒に朝ごはんを食べます


長女は上記の通り号泣はしつつも、既に先週の時点でお友達からお手紙やらプレゼントやらをいただいており、その子達を私に一生懸命紹介してくれました。

ただ、フランス語は話せないので、その子達の肩を叩いて呼び、ニコニコ笑顔を振り撒く、と言った感じです。


言葉の壁を乗り越えようとする長女のひた向きな姿とその切なさ

娘も私もそうですが、フランス人の名前って日本人には耳慣れず一度聞いても聞き取れないし、覚えるのも難しい。。。

そんな中、長女が覚えたての
「Tu t`appelle common? (君の名前はなあに?)」
を遣ってクラスの女の子に話しかけたところ、その女の子は、何やら若干ムスッとした表情でフランス語で
「¥$%@@* ?E$^&*3€ ▼x @#!!」
と返事をしていました。

何を言っているのか私もわからなかったけど、とりあえず
何か怒っていて、名前じゃない何かを返事されたように見えました。

想像するに、「もう、何度も教えたよ!」とかそういう事かなと。

その時の長女は、なんとも言えない困ったような、悲しそうな、でも場の雰囲気を悪くさせないように少し取り繕ったような、そんな表情をしていました。

それを少し遠目で見てた私は、何だかとても切なくなってきました。

「長女はいつも、こうやって頑張って話しかけて、うまくいかない時も沢山あるんだろうな。。。」


それでもめげない長女!!

こちらの小学校は、働く両親が前提で行事が組まれているようで、そのクリスマス懇親会も、朝8時半開始、9時半には自然解散でした。子供達はそのままクラスに残って授業開始という流れです。

私たち両親も名残惜しそうな長女とバイバイし、教室を出ました。長女はその後すぐに、お友達の輪に入りに行って、一緒に何かお製作を始めたようでした。


その後、みんなの仲間に入りに行った娘




泣きながらも、それでも前進する長女、本当にかっこいいと思いながら、親として応援しかできないもどかしさと切なさで、胸がズーン。。。。となった朝でした。 (この記事書いている今も涙目になっています。)

いいなと思ったら応援しよう!