クイック読書:『幸せのメカニズム』編
今回の書籍は『幸せのメカニズム』です。
先日1社目同期が主催する人事交流会に参加したところ、年収・家庭・マイホーム・キャリアなど非常に順調で、中には部長にまで昇進した友達もいて、同じような環境で働いていた自分と大きな差ができていたことに激しくショックを受けて帰路についたのでした。
ちょうど今転職活動中ということもあり、「自分にとって何が叶うと幸せな人生と感じられるのか」について整理したい…!
「幸せとは周囲との相対的な度合いで感じるものでは?」
「でもそれだと、同期と同等以上の状態を目指すこと自体が目的化しそうで、あまり幸せに過ごせなそう。。」
この辺りの悩みを解決し、日々の心の持ちようや物事の捉え方が楽になると良いなと思い読み始めました。
以上、前置き失礼しました。それでは要点をどうぞ!
当書の構成
幸せを考える上で注意したいこと
幸福は目指すべきものではなく、メカニズムを理解すべきもの。
分かりやすくなることで、無意識的に脳が目指すようになるため。
陥りがちな幸福追求:地位財ばかり追いかける
あるべき幸福追求:地位財と非地位財のバランスをとる
人は自分の幸せについての判断を間違えがち
フォーカシングイリュージョン
・間違ったところに焦点をあててしまうこと。
(例)所得を得るなど必ずしも幸福に直結しないことを過大評価する。
カレンダー○×法
・毎日その日の幸福度合いを記録する。
幸福と認知する事柄に対して、元々の自己認知と実態との差分を知る。
ピーク・エンドの法則
・苦痛・快楽の評価はその「ピーク(一番良かった/悪かった時)」と「終わった時の程度」で決まるのであって、「どのくらいの期間続いたか」は無視される(人間は過去の出来事を平等に均等に思い出すようにはできていない)。
プロスペクト理論
・人が感じる価値の大きさは客観的な数値に比例しない。
(例)100万得するときにはそれ以上のリスクを回避しようとし、100万損する時にはそれ以上のリスクを取ってでも損失を回避しようとする。
幸せの4つの因子とその高め方
「やってみよう!」因子
・自分の得意なことを伸ばす、70億通りの自己実現
・オタク、変人になる(経済合理性からは一見無意味的でも)
「ありがとう!」因子
・たくさんの友人より多様な友人をもつ
・人を幸せにすると自分も幸せになる
「なんとかなる!」因子
・そこそこで満足する
・笑う、上を向く、ポジティブな会話
・悪口、陰口、愚痴は人生の無駄
・ピグマリオン効果(人は期待されると期待通りの成果を出す傾向がある)
・絶対無からの楽観
「あなたらしく!」因子
・二度と戻って来れない今を満喫する
・人目を気にしない変人であれ