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デッキを組んでみよう!

・デッキを組むことにした②

前回、ウルトラマンカードゲームを始めた僕は、デッキに採用する2人のウルトラマンを決めました。
世代のティガとこのゲームに本格参戦しようと決めた理由であるメビウス。この2人を軸にデッキを組もうとしたのですが、紙のカードゲームならではの問題に直面します。

それは……カードを集めるのにお金がかかること。


わかりやすく言っちゃうと、ティガが馬鹿高かったんです!

現時点ではかなり落ち着いてはいると思うのですが、僕がデッキを組もうとした時のティガの値段は1枚2000円近くしていました。
当たり前といえば当たり前なのですが、強いし人気だしイラストも格好いいとなれば価値が高まるに決まってます。

このウルトラマンカードゲーム、同じ種類のカードは4枚までデッキに投入できます。
当然、こちらのRRR(レアリティ、実質的に最高レアだと思ってください)のティガは4枚投入必至。
単品で買おうとするとこれだけで8000円近くかかってしまいます。

それだけならまだしも、まだ問題がありまして……


メビウスも結構いいお値段だったんです

ティガと同じことがメビウスにも言えました。当時の価格は1000弱くらいだったと思います。
幸いにも買ったブースターパックから1枚当たったので、残りは3枚。しかしそれでも3000はかかる……ティガと合わせたら11000円……。

念のためにここで言っておきたいのですが、今は値段もかなり落ち着いて安くなっています
ウルトラマンカードゲームって始めるのにお金がかかりそう……というわけでもなく、安くて強いデッキが2000~3000円程度で組めるので、安心してください!

話を戻しますが、ティガの高額さにちょっと迷いを抱いてしまった僕は、何かの勘違いで1枚くらいティガが当たってないかな~? と現実逃避をしながらカードを再確認してみました。
そこで、あることに気付いてしまったんです。


THE救いの神

「俺、ブレーザーなら3枚持ってる……!」

何の奇跡かわからないのですが、このブレーザーくんのRRRを3枚当てていたことに気が付きました。
というより、3箱買ってこいつが3枚出てくるってどういうことなんでしょう? もしかして僕、ブレーザーくんに愛されてルアァァァイッ!?

という感じでテンションをブレーザーくんに近付けながらカードの効果を確認したところ、これが結構強いことに気が付いてしまいました。


しっかりレベルアップしないと使えない代わりに、強力な効果を持つブレーザーくん

雰囲気としては、登場時効果や起動効果でバトル相手のパワーを下げて勝つ!という面白い効果を持っています。
ただし、能力を使うにはしっかりとレベルアップして、ダブル、トリプル状態(それぞれカードが2枚、3枚重なっている状態)にしなくてはならないというややピーキーな性能を持つウルトラマンでもありました。

しかし、このブレーザーくんの真価はこの対面性能の高さではありません。
このブレーザーくんを採用することで、とある激ヤバカードを採用することができるのです。

それがこちらのシーンカード、『SKaRDを作った男』。


現時点のウルトラマンカードゲームにおける最強カードと言っても差し支えありません。

いったいこのカードの何がヤバいのかを簡潔に説明すると『後出しじゃんけんができる』上に『強引に勝ち筋を掴みに行ける』ということです。

ウルトラマンカードゲームのルールなのですが、各プレイヤーは毎ターン、先攻から順番にカードを場に出し、その後、場に出ているカードをレベルアップさせるためにまた場にカードを出します。
この際、全てのカードは裏向きにセットされているため、オープンフェイズになるまでは相手がどんなカードを場に出したのかはわからないのですが……とても重要な情報である、『相手がどのカードをレベルアップさせるのか?』という部分に関しては別です。

後攻のプレイヤーは先攻のプレイヤーがどのウルトラマンを強化するのか?という情報を得た上で、自分も誰を強化するのかという戦略を練ることができます。
つまりは後攻のプレイヤーは先攻プレイヤーに後出しじゃんけんができるということです。

しかし、この『SKaRDを作った男』は、その後攻の優位性を完全に破壊してしまう恐ろしい能力を持っています。
このカードの能力は場にセットされた全てのカードが公開されたオープンフェイズの後に発動できるのです。

『SKaRDを作った男』はデッキトップから5枚のカードを捲って、その中にある条件を満たしたカードを場のウルトラマンに重ねてレベルアップさせることができます。
後出しじゃんけんをして有利を握ったはずの後攻のプレイヤーに、何故だか先攻のプレイヤーがまた後出しじゃんけんを仕掛けてくるのです。
こんなんじゃあ読みも戦略もあったもんじゃありません。

また、ウルトラマンカードゲームでは場に出した同じウルトラマンは1ターンにつき1度しかレベルアップができません。
手札にレベル1~3のウルトラマンメビウスが揃っていたとしても、レベル1のメビウスを出したそのターンではレベル2までの強化しかできないわけです。

しかし、『SKaRDを作った男』は別!こいつの効果を使えば、そんなルールは無視して場に出したウルトラマンが突然レベル3になることも珍しくない!
運ゲーにはなってしまいますが、3ターン目に強引に勝ち筋を掴みにいくことも可能なんです!

さらにさらに、『SKaRDを作った男』で捲った5枚のカードは、ターン終了時に墓地に送られます。
一気に5枚のカードを墓地肥やしできるということは、前回紹介したメビウスのシーンカード『激闘の覇者』の効果を補助できるということです。


『SKaRDを作った男』でメビウスを墓地に送り、その後このカードで場に出す!強い!(小並感)

「この2人、めっちゃ相性良くないか……?」

最強シーンカード『SKaRDを作った男』を使える上にメビウス、ブレーザー共にバトルも強い。そして、戦略的な組み合わせもいい。
序盤は『SKaRDを作った男』の効果を使って優位を握り、勝負が長引いたら『激闘の覇者』の効果でメビウスを場に出して一気に勝ちを狙う……当初の予定とは変わってしまいましたが、これはこれで強力なデッキが作れそうだと思いました。

実際、このメビウスブレーザーデッキはかなり強力で、色んな大会での勝利報告が上がっているようです。

そういった事情を抜きにしてもお財布に優しそうだという理由で、僕はメビウスブレーザーデッキを作ることに決めました。
公式のyoutubeチャンネルに上がっている動画などを参考にレシピを組み、デッキに必要なパーツを集めるために近場のカードショップに向かったのですが……そこで僕は、予想だにしていなかった幸運に遭遇することになりました。

その話はまた次回にするということで、今日はこの辺りで失礼させていただきます……!
良ければ漫画買ってね……!(唐突な宣伝)

次回『チャレンジカップに参加してみた』

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