一人で難解な英文を解釈するための方法:ネットサービスを使う方法
一人で英文を読んでいて解読できないときに有効だった方法を紹介しよう。
1. コロンの後にwhich isを補う
2. Haveかbeが文頭に来ていたら
if … have(be) の仮定法を検討する
3. 副詞がコロンにはさまれていたら場所変えてみる。いっそのこと削除する。
4. 同一構文を探し出す
1-3は、翻訳ソフトを使う方法だ。
まずわからない文を翻訳ソフトに記述する。
この時、日本語訳を控えておく。
次に、上記の1-3のいずれかの編集をほどこす。
最後に翻訳された訳の意味があらかじめ控えておいたものと大きく変わらなければ、多分その変換が妥当だったことになる。
1はwhich isの省略を、2と3は倒置を疑っている。
このように、倒置か省略の文法は翻訳ソフトの力を借りていいところまで解読できる。
4については、翻訳ソフトをつかわない。
かわりに、sentense.comを使う。
https://sentencedict.com
たとえば”largest of which”なるパーツがある。whichに続く文の最後にofをつけても意味が通らない。次の通り。
The Earth's soils are home to protozoans, the largest of which, at 16 millimeters long, can be seen without a microscope.
私の頭のなかは先行詞+of+whichしかないから紛らわしい。加えて、whichがcan be...の主語になっているように思う。
そこで”of which”をキーワードに上記のサイトで検索してみたところ似たような構文がひっかかった。
Each corner had a guard tower, each of which was exactly ten meters in height.
Two cases of cholera, one of which has ended fatally, have occurred here.
Thompson had two strategies, neither of which seems to have worked very well.
やはりこのいいかたは、使われているようだ。
これらのofは紛らわしいがwhich以下の文脈とは関係ない。
しかし、
S+V+(both/neither/the…/none)of which V
は、構造的に接続詞がない気がしているのでしっくりこない。
まとめ
•倒置や省略は翻訳ソフトで確認できることもある
•わかりにくい構文は、sentense dictなどで類似の言い方を見つけてみよう。