DeNA、AIにオールイン宣言
2025年2月5日に開催されたAIイベント「DeNA × AI Day」において、DeNA は AI を全面的に活用する「AI にオールイン」戦略を発表しました。
AI による既存事業の効率化とともに、新たな領域での成長を見据えたものです。日本企業における AI 活用の新たなロールモデルとなる可能性を秘めています。
人員再編
現在、DeNA の社員数は約3,000人。その半数である1,500人を、既存事業の成長維持に従事させる一方、残りの1,500人を AI 活用の新規事業に投入する方針を発表しました。この新規事業チームは10人単位で構成され、迅速な開発と市場投入を狙います。
アプリケーションレイヤーの新規開発
BtoB 領域
法人向けには、ヘルスケアやスポーツ分野を中心とした AI エージェントに注力します。業界特化型の AI ソリューションを提供することで、実用的なビジネス支援を目指します。
BtoC 領域
to C 向けには、ゲームやコミュニティプラットフォームなどのエンターテイメント分野に注力します。
画期的なサービスが次々と生まれている中国市場を参考に、新たな市場開拓を狙います。
AIスタートアップを支援
AI スタートアップの支援や M&A の活発化にも注力していきます。「ユニコーンを量産する」ことを掲げ、積極的に投資をしていく考えを示しました。
DeNA 社長の南場氏は、ソフトバンクがアメリカの AI 開発に78兆円投資することに触れ、「78兆円投資できる人だけが主役じゃない」とし、誰もが主役になれる時代を目指しています。
まとめ
DeNA は社員の半数を新規事業に充てる人員再編を計画
アプリケーションレイヤーの新規開発に注力する
AI スタートアップの支援を強化する