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花火

夏の風物詩

その美しさと儚さで、みんな上を見上げる

そんな花火を見ている時感じたことを書こうと思う

花火を見ている時だけ思い出す記憶がある

過去に花火を見た景色、その時の感情、甘い記憶や苦い思い、そんな諸々を抱えながら見る

それは花火と同じように、思い浮かんでは消えていく

花火自体には鎮魂など、その時代それぞれに意味があると思うけど、
考えれば考えるほど、火薬を打ち上げて、それをみんなで眺めている光景はとても不思議に思う

意味があるようで、ない

でも花火に込めた人の想いは紡がれていく

自分のように花火を見ながら、みんな色んなことを心に浮かべ、そして消えていくのだろう

その記憶の美しさと儚さは、まるで花火のようだと、ふと思った

そして花火を見終わった時、何を思い出していたのか、曖昧になる

来年花火を見ることができたら、また思い出すのだろう

日頃は思い出すことのない、忙しさに埋もれてしまう記憶のかけらたち

大切な人の想い

花火はそんな消えない大切なことを思い出させてくれるものなんだと思った

また来年が楽しみだ

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