偏見
どもー、ムッちゃんです。あけましておめでとう。初回の記事で自己紹介というか、自身のバックグラウンドについて書いたんだけど、今回はそれに因んだ話を書いていこうかなーと思うよ。
雀荘×東大
大学生時代、俺は雀荘で店員として働いてた。雀荘の店員ってぶっ飛んでる人が多くて、ギャンブル中毒が多かった。その影響をモロに受けた俺もあらゆるギャンブルに手を出した。特にスロットはのめり込んで、スロプロに近いレベルにまで達してたと思う。そんな中で、色々な人と関わった。借金が100万以上あるスロット中毒、10年以上大学から出れない無限留年マン、ガチのニート、ヒモ………。
普通に生きてたら関わらないような人たちとたくさん関わった。その誰もが刺激的な人生を送っていて、魅力に富んだ人達だった。
一方、俺は東大生だった。東大でも色んな人と関わった。在学中に起業して、5億でExitして今はエンジェル投資家の人、AIの開発技術を買われてGoogleにヘッドハンティングされた人、語学が趣味で10か国語以上ペラペラな人……。
普通に生きてたら関わらないような人たちとたくさん関わった。その誰もが刺激的な人生を送っていて、魅力に富んだ人達だった。
こういう人達との出会いは自分の価値観を変えてくれた。どんな界隈であろうと、魅力に満ちた人はたくさんいる。そのどれもが自分とは違う人生を送っていて、自分には無いものを持っていた。この気付きは、自分の偏見を壊してくれた。
一方で、偏見で損をしている人もたくさん見てきた。俺はこんな経歴だったから、自己紹介をする時にどっちの経歴をベースに話すかいつも悩んだ。時には「雀荘で働いてるギャンブル中毒だよ!」って言う時もあれば、「東大卒の戦略コンサルタントだよ!」って言う時もある。どっちも俺だし、間違ってはいない。でも、こういう自己紹介をすると相手はその情報から自分の中にある偏見に当てはめて俺を分類するんだよね。「あー、ギャンブル中毒のクズなんだ笑」とか、「あーはいはい意識高い系ね、乙でーす笑」みたいに。うん、間違ってはないよ。でも、その人の発言の裏側にどんな背景があるか何てそれだけじゃ分からないんだよね。そして、そういうステレオタイプな分類をしたってのは態度とか反応ですごく伝わる。そのステレオタイプに入った段階で、関係性の構築をしようとしなくなるんだよね。それが、俺は本当にもったいないと思う。どっちの界隈でも魅力的な人達とたくさん関わってきた俺だから知れたことだけど、どんな界隈でも学ぶものはあるし、沢山の刺激を受けられる。その機会を偏見に奪われている人が本当に勿体ないと思う。
こういう刺激は、自分を成長させてくれると思う。だから、成長したいという人はまず幅広い界隈の人と深く関わってみるのがいいと思う。特に、自分が偏見を持っている界隈こそ積極的に関わりに行くのがいい。自分から偏見の芽を潰しに行く。それでダメなら、それはもう合わないから仕方ないって割り切れるしね。遠回りに見えるかも知れないけど、結果的に受ける刺激や学びはそっちの方が多くなる。2020年、新しい人達との出会いの際には「誰からも学べる事はある」という教訓を思い出して過ごして行こっと。