【開催報告】「大人が絵本に出会う夜」 ふくえレポート
4月19日(水)の午後、本田さんはなぜか落ち着かない様子。
というのも、今日は初めてのイベント「大人が絵本に出会う夜」を開催する日なのです。
閉店後、イベント準備をしているときも終始無言で黙々と準備をすすめていきます…。
どんなイベント?
今回開催したイベントのビジュアルはこんな感じ。
夜のえほんやさん店内で、絵本を「読み」ましょう、というものでした。
今回のイベントは、普段本田さんと私(ふくえ)が、2人でやっている読書会を、人数を増やしてやりたいね!ということで企画。
・アウトプットを多く!
・手軽に!
・発言しやすい雰囲気作り
というのが、今回の重要視したポイントでした。
私と本田さんのいつもの読書会だと、お互い遠慮なくアウトプットをして、自分とは違う視点を知ることができるので、新たな絵本の読み方・感じ方に出会い、テーマにした絵本のよさに出会うことができるので、今回のイベントでもみなさんにその感じを味わっていただけるように。
1冊の本についていろんな人の感じ方や知識を聞きながら、自分の中を探り、味わい、咀嚼して、楽しむ。
そんなイベントになってほしいと思いを込めて開催しました。
イベントの様子
絵本決め
今回は、えほんやさんチョイスの4冊をご紹介。
読み聞かせしてもらったり、ブックトークしたりして、その中から今回深める1冊を全員で選びます。
これがなかなか難しかった!
みなさん、それぞれの絵本の良さを感じ取ってくださり、どれがいいかなかなか決められない…と、かな〜り悩まれていました。
今回はここに結構時間がかかってしまったので、次回以降の改善ポイントですね。
でも今回は、時間がかかったものの、満場一致で1冊に決まりました。
それでは、お茶を片手にリラックスした雰囲気で、スタートです!
いざ、深めてみる!
今回の絵本は、非常に絵が印象的な絵本でした。
光の美しい表現や水滴のプルプルとした感触が伝わってくるような描写の絵本で、まずはやはり絵についての感想がメインでした。
その絵が生命力にあふれ、とても希望に満ちているので、見ると元気になるというご感想や、
新年度のスタートの「春」の落ち着かないザワザワした気持ちが、この絵を見ると少し心が洗われるという方も。
絵の力を感じますね。
そこから「みなさん、何で「春」を感じますか?」という質問。
うーん、なんだろうー?
空気の温度とか、日差しの強さとかかなぁ?と考えていると、「におい」とおっしゃる方も。
しかもそれが花の香りとかではなく、多分空気?
家を出て車に乗るまでの間の、この季節のにおいがあるんです、と。
へー、空気のにおい!
日々の生活の中の微妙な変化を感じて、季節を感じているのですね。
感覚はひとり一人違うので、私も体験してみたくなりました。
話は意外な方向へ
絵本の中で、虫の誕生シーンがあったので、そこから
「子どもに命の大切さを教えたい」というお話に。
うんうん、確かに教えたい。
実際にあったエピソードも伺いながら、伝えたいけど難しいなぁと思っていました。それは、自分の中で”命がどうして大切なのか”を、説明できるほど考えきれていないから。
みなさんにその気持ちをシェアして、「命」について考えてみました。
意外な方向へ話がいくのもみなさんと話していたからこそ。
こうやって自分の中での答えを探したり、他の人の考え方を聞いて考え方を固めていったりするのが、この会の醍醐味だな〜。
開催してみての感想
今回は初開催ということでの緊張もありましたが、(手前味噌ながら)非常によい会だったなぁと思っています。
改善したほうがよい点がいくつも見つかったので、次回にむけてブラッシュアップしていきたいと思います。
参加者のみなさんに口頭のアンケートをした限りでは、全員とても満足していただいていた様子でした。
次回以降も参加したいという嬉しい声もいただけました。(うれしー!)
「絵本に関わりたい方は結構多いと思う」とおっしゃる方がいらしたので、そんな方々に今回のイベントのことが届くといいなと思っています。
今回の参加者は全員女性。
三島以外の市町からもご参加いただき、いろんな方にえほんやさんを気にかけていただけていることがわかって、とっても嬉しかったです^^
年齢の幅は30代〜50代…かな?
女性だけでも絵本の感じ方や捉え方は様々でしたが、ここに男性が加わると、もしかすると全く違う話の展開になったのかもしれません!
次回以降、男性のご参加もお待ちしています^^
次回開催日は5/24(水) 18:30〜の開催予定です。
詳細は、改めてご案内させてくださいね!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^
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