たくましい母ちゃんがそこに
こんな母親になりたいとはまた違う。けれど、この絵本に描かれているかあちゃんたちに、時に勇気づけられたり、こどもと一緒に笑ったり、勢いのあるかあちゃんたち。
一冊目は かあちゃんがつくったる
絵本の中で、父親参観に行くというかあちゃんに向かって息子が
「ねんでやん、とうちゃんがいい。かあちゃんじゃのうて、とうちゃんがいい」と。
胸がぎゅっとして、じぶんの中の子供目線と母親目線と二つの視点が混ざり合って、泣くのを必死でこらえた。
亡きおとおちゃん、そんな晩ごはんは、息子の口にはいるご飯は砂の味かしたと。
砂の味という言葉で、息子の言ってはいけない事を言ってしまった、、という気持ちが現れていて、また胸がきゅっとする。
読み聞かせてる娘の顔をのぞくと、表情は変わらず、この設定を理解するのはもっと先なんだなと。
いっきに引き込まれたあと、息子が困ってしまう「かあちゃん、それはあかんよ」と突っ込みたくなる出来事が続き、、。
娘も「これは、ダメだよね」と一緒に笑って読んでしまう。
たくましく、ユーモアをもって、こどもを育てるかあちゃん。
元気をもらいたくなる時に、読む一冊。