
都市型スポーツ『パルクール』は公園で真似るよりも子供の習い事におすすめ
みなさん「パルクール」ってご存知ですか?
先のパリ五輪のオープニングでも少し登場したので「あぁ、あれね」という方もいらっしゃるかもしれません。
特徴をざっと述べます。
(間違いがあったらご指摘いただければ幸いです。)
1980年代フランス発祥
軍の移動の動きを模したものをストリートでやる人たちがあらわれた(創始者は軍人の息子)
『マドンナ』のライブパフォーマンスや映画(『ヤマカシ』『アルティメット』他いくつか)などで有名に
ストリートカルチャーから生まれたスポーツであるが、スケボーやBMXなどと比べてまだまだマイナー
さまざな障害物を越えていく姿がテレビ番組「サスケ」みがあって、忍者っぽい。日本人に合ってそう
ストリートガチ勢だと、ビルからビルへ飛び移るなどの動きがあるため「真似しちゃダメ、絶対」なことも多い
2028年の夏オリンピック正式種目採用を目指している
この説明でなんとなく伝わりましたでしょうか?
YouTubeではGoProカメラで撮影されたパルクール映像でカッコイイものがあるのでオススメです!
あと、10歳のすごい少年がいたので貼っておきます。試合の前日はコンディションを整えるため、ゆっくりして早めに寝るそうで…さすが!実は図鑑好き理系少年なのも好印象。
ということで、前々から気になっていたパルクール。ついに先日、子どもが体験教室に参加しました。
今回はそれを見ていて得た気づきをシェアさせていただきます。
1時間のお試しレッスンに参加
今までさまざまな体験レッスンに子どもを連れて行きましたが、初めてのストリート系の習い事、ということでドキドキしました。
「悪そうなやつはだいたい友達」系の先生だったらどうしようと思っていたのですが、その心配は杞憂に終わります。先生方は終始丁寧に、優しく子どもたちに指導してくださいました。
理論がしっかりあって驚く
準備体操のあと、まず、正しいジャンプの仕方を教わります。
足は必ず揃えるそう。

パルクールには「こう動くとこうなる」といった人体の働きを把握しているからこそ構築できる、理論立てたメソッドがあるようです。
それもそのはず。本物は実際の建築物を縦横無尽に移動し回るので、こういった知識がないと大ケガをしてしまいます。
例えば、台からジャンプして肩を支点に転がりながら落下の衝撃を逃す「ロール」という技を教えてもらいました。教えどおりに動くと、最後にスムーズに立ち上がれます。
受け身を取って転がりながらすっと立つ所作の美しさよ!
「ただカッコイイ、ストリートの遊び」といったパルクールへのイメージががらりと変わる瞬間でした。動きが合理的でびっくり!
パルクール専用ジムと公園の違い
こういった理論を知ると、自己流で公園で練習をはじめる…これはいちばんやってはいけないことだと思いました。自己流は間違いなく、ケガにつながります。ジムは床が柔らかく、技によってはマットを使用したりするので安心です。
この1時間の間に四つ五つほど技を教えてもらったのですが、それらを公園で実践するとしてもまずは芝生や柔らかい土のあるところでやって欲しいなぁと思っています。
池やコンクリのところはちょっとドキドキするかも。
パルクールを続けたら伸びそうな能力
見学していて、下記のような力がつきそうだなぁと感じました。
走力
瞬発力
跳躍力
体力(筋力)
創造力
自己肯定感・自己効力感
パルクールは基本的に個人競技なので勝ち負けというよりも「自分との戦い」なのかな、と思いました。タイムを測るような競技もありますし、モチベーションがあれば自ずと高みを目指すような面白さがあると思います。
また、創造力というのは「障害物をどのように越えるか」を考える力のことです。いろいろな技がありますから。「いかにかっこよく魅せられるか」もポイントになりそうです!
あと、鬼ごっこは当然強くなります笑
わが家の子どもたちはサッカーやバスケのような「敵のボールを奪う」ことが性格的に無理なのですが、この競技なら合っていそうだと感じました。
体験を終えて
見ていて相当な運動量だったので「ハードすぎて疲れていないかな、嫌になってないかな」と心配したのですが、2人ともめちゃくちゃ楽しかったみたいです!
子どもたちから「また行きたい!」と何度も言われました。
ガッツリ1時間レッスンしてもらい、相当疲れたのか帰りの車で珍しく寝てしまいました。
また、身体で普段使わないような部位もフル稼働させたせいか、2、3日はお腹や腕などあちらこちらで筋肉痛があったようです。
ジムまでの移動距離が車で1時間、とそこそこ遠いので月一回ペースになりそうですが、また行く予定です。

終わりに
今回は子どもがパルクールの体験教室に参加したことがとても学びになったので、記事にしました。
お子さんに何か運動系の習い事を考えておられる方、「パルクール」にご興味のある方の参考になれば幸いです。ジムによっては未就学児からでも入れるようです!
入会される時は、ちゃんとスポーツ保険のあるジムを選んでくださいね。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また他の記事でお会いできれば幸いです!