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ユニークな表紙が目を引く!子どもと一緒に大笑いしたい方におすすめの面白い絵本特集!
皆さんは書店や図書館でぶらっとしたとき、どんな絵本を手に取りますか?
私はついついインパクトの強いものに惹かれてしまいます。
そういったものはたいていの場合、タイトルも絵も濃厚な味わいがあります(もちろん、お話も…)。
ということで今回はインパクトの強い表紙のものを選んでみました。
子供ウケも良いのでおすすめです!こういうのは小学生も喜びますしね。
『にらめっこだいこん』 わびみよ 作
だいこん つちから かおだした
にらめっこ するぞ わらうと まけよ あっぷっぷ!
畑から顔を出した、強面の大根が通るものみんなに、にらめっこの勝負を挑みます。片観音の仕掛けを開くと画面も笑いもワイドに!
大根の変顔が傑作です。
対象年齢…1歳から
ストーリー…大根が次々とにらめっこしていきます
魅力ポイント…大根のど迫力な顔面!絵面が強すぎるぅ
みて下さい、この大根の渋い表情を!
ハードボイルドみがあります。
にらめっこ対決なので、小さなお子さんでもOK。
ぜひ読んであげてください。
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園での読み聞かせでは3歳児クラスで行い、かなりウケていました!
『にんじゃいぬタロー』 渡辺陽子 作
ある日、ケンタのうちに、ふろしきをせおったあやしい犬がやってきた。
その犬は、いっしょうおつかえする、とのさまをさがしているという。
ひとりといっぴき、とのさまをさがそうと、にんじゃ修行をはじめるが……
対象年齢…3歳から
ストーリー…主人公ケンタと犬が忍者修行をするが…
魅力ポイント…タローのインパクトが強すぎる!あと、意外なラストにも注目!
はじめて表紙を目にしたとき「どういうこと⁈」と二度見しました。
絵面が…表情が…あやしすぎる!
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舞台は自宅といえど、ちびっこが大好きな忍者もの!
忍犬?タローが凛々しくて安定感があります。
タローとケンタのコンビで続編も作って欲しいです。
『うどん対ラーメン』 田中六大 作
ある日、うどんの家に、ラーメンから挑戦状が届く。
挑戦状には、「うどんとラーメン、どちらがおいしいか決めようじゃないか」と書かれてあった。
うどんの闘志は静かに燃え上がり、頭からはゆげが出た。そして、ついに戦いの火ぶたは切られたのであった……。
対象年齢…4歳から
ストーリー…うどんとラーメンの戦いだったが…
魅力ポイント…それぞれの良さをアピールするところ!
昭和の特撮映画風の表紙です。
「いやもう狙いすぎ!」と突っ込みながら手に取ってしまった時点で、私は作者の手の平の上ですね。
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子どもは麺類が大好きですよね!
うどんもラーメンも美味しいから決めきれないと思うのですが、意外な決着に終わります。
その内容はぜひ読んでお確かめ下さい。
『たかこ』 清水真裕 作 青山友美 絵
ごくふつうの小学校の、ごくふつうのクラスにとつぜんやってきた転校生、たかこ。
この“やんごとなき"平安貴族の主人公は、音楽の時間に琵琶をならしたり、筆と硯でノートを取ったり。
個性あふれる行動でクラス中に波紋をひろげます。
そんなたかこを、よく思わない子も出てきて…。
人それぞれ個性を認め合うことの大切さを、ユーモラスなお話と絵で伝えます。
対象年齢…4、5歳から
ストーリー…変わった転校生と、それを取り巻くクラスメイトたちの変化
魅力ポイント…絵本として題材が特殊なところ(十二単衣、平安文化)
たかこが平安カルチャーを引っさげて、ぼくのクラスにやってきます。
そのインパクトたるや!
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子供たちもびっくりしつつも少しづつたかこを受け入れていきます。
たかこに対してよく思っていなかった子達もある出来事をキッカケに、たかこの事を見直すのでした。
この本に子供がハマっていたときは、扇子をもって「いとはずかし」とたかこのモノマネをしていました。
私もたかこの口調がうつりそうです。
『やきざかなののろい』 塚本やすし 作
「ぼくは、やきざかながきらいです!
でも、おすしのさかなは、だいすきです。
夕食がやきざかなだと、とても残念です。
ぼくは、食べ散らかして、やきざかなを食べたふりをしました……」
え~っ、そんなことして、いいの?!
そうなのです、よくないのです。
きらわないでほしいやきざかなが、
お風呂にも、寝床にも、外にも、どこでもついてきて
「きらわないでくれ~ ちゃんとたべてくれ~」というのです。
対象年齢…4歳から
ストーリー…食べ残した焼き魚が追いかけてくる
魅力ポイント…怖そうに見えておもしろ系
もしも私が作者だったら、もうこのタイトルと表紙ができた時点で満足してしまうかもしれません。
普通、焼き魚に呪われることってある!?
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「のろい」がテーマですが、ホラー感があるようでないです。
おもしろい感じで話が進んでいくので、こわがりなお子さんでも大丈夫でしょう(不安な方は一応お子さんに読む前に目を通して下さいね)。
『えんまのはいしゃ』 くすのきしげのり 作 二見 正直 絵
ほらふき歯医者とえんま様の愉快なお話
「将棋ばかりして怠けていたな!」
いいかげんな治療をえんま様に怒られた「てんか一のはいしゃ」のお話。
痛くて笑っちゃう絵本です。
対象年齢…4歳から
ストーリー…地獄でのいいかげんな歯医者VS鬼&えんま様
魅力ポイント…意外と歯医者が強いところ
まず、えんまさまの顔がイカついです。
でてくる鬼たちもコワモテです。
しかし、ほらふき歯医者のトンデモ治療の手にかかればあわれな子羊のよう。
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「歯磨きしないと痛い目に遭うぞ!」といった啓蒙の意図も含まれているのかもしれません。
わが家では読み物として楽しませていただきました。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は表紙が印象的なものをピックアップしてみました。
そういったものは大抵の場合、期待を裏切らずおもしろいです。
ご興味があれば、ぜひお手にとって見てください!
それでは、また次回もお会いしましょう〜