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カラスの知恵はすごい!攻撃された私が絵本で感心した意外な能力

カラスに攻撃されたことはありますか?
私は二度あります。

一度目は、家からバス停に向かって道を歩いていたら頭の上にフンを落とされました。出発したのに帰宅するハメになりました。

二度目は、マンションの内見で不動産屋さんに屋上を案内されたら、そこにナワバリがあったのか頭上スレスレに何度か飛ばれました。ヒッチコックのパニック映画『鳥』を思い出しました。怖かったです。どちらも若かりし頃の思い出です。

三度目は未遂でした。子供と道を歩いているときに「カラスのいる電線の下を歩くと、フンを落とされるから気をつけな」と行った矢先、近くの電線の上にいたカラスがフンをしてきました。聞こえていたのかな…。


カラスは賢い!

以前、NHKか何かのドキュメンタリーでカラスは想像以上に頭が良いことを知りました。
意地悪をした人間(仮装したスタッフ)を覚えていて、仲間に伝達していました。
そのスタッフは、数キロ離れた場所でも他のカラスから攻撃されていたような…。何ならカラスは次世代にまで危険人物を伝達するらしいです。

その様子に驚いて調べたところ、カラスには5〜7歳児くらいの知能があるとのこと!それ以来、彼らとは友好的な関係を築きたいなぁと思っています。


カラスは家庭菜園の敵ではあります。去年は、ガードが甘かったトウモロコシをすべてかじられてしまいました。
しかし、Xで『「カラスにここにあるものを食べないでね」とお願いしてから畑が荒らされなくなった』というような投稿を見てからは、そのように話しかけてみたいなぁと思っています(実際は人のいないときに荒らしに来るので未だに話す機会がない)。

ということで、カラスネタにはわりと関心があります。先日、こちらの絵本を見つけたので読んでみました。


『鳥博士と天才カラス』  樋口 広芳 作 おおたぐろ まり 絵

鳥博士が出会ったのは、公園の水飲み場でみずから水を出すことができる天才的なカラス。

観察を続ける鳥博士を待っていたのは……。

出版社の紹介

読み聞かせ…5、6歳くらいから
1人で読むなら…小学生から大人まで

ストーリー…ある時から横浜の公園に現れるようになった、つがいのカラス。水飲み場の蛇口を捻ることができるという噂を聞きつけ、鳥博士がみたのは…という実話をもとにしたお話です。

魅力ポイント…カラスの賢さが知れるところ。


水飲み場の蛇口をひねっています!



実際の映像はこちら。日本の住宅街などでよく見られるハシボソガラスだそうです。

ホントに捻って飲んでるー!
これができるのは、メスの方だけだったということで、「グミ」と名付けられたこのカラスは特別な技術を持っていたようです。

そこで興味深いのは、水を出すことはしても止めないというところ。カラスには「節水」の概念が無いからですね。知能が高いといってもその行動原理は自分や仲間のため(そりゃそうだ)。

しかし、訓練次第では人間にとっても社会性の高いスーパーカラスが誕生する気もします。
日本では鳥獣保護法でカラスをペットにすることは禁止されていますが。


終わりに

うーん、ますます気になるカラス。近々、著者(樋口博士)の他の本も読んでみたいと思います。
個人的には『神社の祠から火のついたろうそくをもち去り、草に埋めてボヤ騒ぎを起こす「ろうそくガラス」』が気になります。↓

『ニュースなカラス、観察奮闘記』樋口 広芳 著


ということで、ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
また他の記事でお会いできれば嬉しいです。


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