擦り傷の処置どうしてる?「傷はぜったい消毒するな」は本当か
※医療関係の方からしたら今や湿潤療法は当たり前の話かと思うのですが、いち地方での一般人のお話と思ってお読みください。
以前読んで、衝撃を受けた本がありました。
当初は眉唾ものかと思いつつ読み始めましたが、作者の主張に説得力がありました。それ以来、わが家は本の内容を真似た治し方=無消毒(患部を水で洗い流す)+「キズパワーパッド」で確かに「穏やかに綺麗に治る」ことを感じていました。
(ひじ・ひざ用は今年一番使った形で、あとはジャンボやふつう、指用など各種常備しています。ご使用の際は説明書通りに貼ってくださいね)
しかし当時は「傷を消毒してはいけない」なんていうと「民間療法にハマってるちょっと変わった人」と思われそうで怖くて、ママ友が善意でわが子の手当てを消毒液でしてくれた時なんかは「ありがとう」と言っていました(わが子の怪我に対応してくれたことは大変ありがたいし、擦り傷の消毒自体は命に関わることでもないので)。
また、ある時は線香花火が子供の足の甲に落ちて火傷をしてしまったことがあったのですが、近場のよく知らない病院にかかってしまったばかりにひどい目に逢ったことがありました。
最初に電話をして「(消毒せずに治す)湿潤療法をしているのならかかりたいのですが」と問い合わせたところ「とりあえず傷を見せてください」の一点張りで連れていったが最後、こちらの要望を伝えていたのに勝手に消毒され軟膏を塗られガーゼで保護して、夏休み中頻繁に医院に通わされました。
おかげで水泳教室をひと月休まざるを得ず、夏休みにも関わらず子供はプールなどに入ることもできなかったのでした(今なら通わなければ良かったと思いますが、あとの祭り)。
そんなこんなで現在、わが家は浅い切り傷・擦り傷は大人も子供も『水で汚れを洗い流してキズパワーパッド』の処置を続けています(一枚の単価がお高いので、軽い傷は普通のばんそうこうを使用)。
先日、こちらの本を読んで「おおっ!」となりました。
きゅうきゅうばこの絵本
Amazonによると「ギフトとしてよく贈られている商品1位」とのこと。
たしかに、説明は分かりやすいし、絵は人気イラストレーターの川原瑞丸さんが担当しています。
「最新の応急手当」とはどんなものかと思いぱらっと読んでみると、そこには「しょうどくはしないで!」との一文が!
湿潤療法、市民権得てる!
もうこれで「消毒しない変わった人」って思われないよね?と心の中で小躍りしてしまいました。
ちなみに、私は料理中たまに火傷をするのですが、軽いものは保冷剤で冷やしてから患部に『馬油』を塗っています(上にキズパワーパッドや絆創膏を貼っても剥がれやすいので何も貼りません。キズパワーパッドを貼るのなら馬油は無しで)。
火傷のヒリヒリが収まるので不思議なものですが、この馬油も市民権が得られるまではここだけの秘密にしておきます…。
と、この記事のためにアマゾンを見たら、累計18回も馬油を買っていました(若い頃は乳液がわりにしていたのを思い出す)。
それにしても、今月だけで3,000個以上売れているようでびっくり。レビューを見るとみなさん色々な使い方をされているようで、読むと新たな使用法のヒントになりそうです。
まとめ
調べたところ、湿潤療法自体は2000年代初頭あたりから医療機関では珍しい治療法では無くなったものの、一般人の救急の知識としては体感としてまだまだ「傷の消毒信仰」は強そうです。
これを今後逐一説明していくのか、その場を適当に話を合わせてやり過ごすのか悩むところです。怪我をしてグズっている子供の横で大人たちが消毒するしないの話をするのはややこしい、というか。
今の所の結論としては、自分の子供の怪我に関しては普通に「うちは『キズパワーパッド』使うので消毒しないんですよ〜」とやんわり伝えることが最適解かと思いました。他にも良いアイデアをお持ちの方がいらしたらぜひご教示くださいませ。
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!
また、どこかの記事でお会いできたら幸いです。