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【メルマガ絵本沼】第14号 -彼女のさびしさ-『ルピナスさん』(バーバラ・クーニー)

【メルマガ絵本沼】をお読みいただきありがとうございます(^^)/

今回のお題はほるぷ出版のロングセラー『ルピナスさん』(バーバラ・クーニー/掛川恭子/1987)です。
この絵本、読むといつも思うことがあるのでした。

ちょっと長いですが最後までお付き合い願えれば幸いです。


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1.次回の絵本沼ゼミ
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2.前回の絵本沼ゼミ
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オンライン絵本沼ゼミ「日本における韓国絵本」#アーカイブ配信


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-彼女のさびしさ-『ルピナスさん』(バーバラ・クーニー)

■ランフィウスさん
アメリカ人絵本作家バーバラ・クーニー(Barbara Cooney 1917-2000)の代表作に 『Miss Rumphius』 (1985)という絵本がある。

「売れる作品のタイトルは人当たりがよい」という言葉があるように、本にとってタイトルは決定的な要素だ。
『Miss Rumphius』は直訳すると『ランフィウスさん』とか『ランフィウス嬢』とかになるけれど、日本では『ルピナスさん』(1987/ほるぷ出版)というタイトルで刊行された。
この絵本が日本で今も売れ続けている理由は、もちろん内容がよいこともあるが、この書名による部分も小さくないように思う。
ルピナスの花が咲いているのがパっとイメージできるし、なによりも人当たりがよいし。

で、私が『ルピナスさん』を読むといつも思うのはこの「タイトルのよさ」と、もうひとつ、アリスはなんでこんなに寂しげなんだろうか?ということなのだった。

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