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メルマガ【絵本沼ゼミ】2022年10月24日号:『どうぞのいす』から消えた4場面
メルマガ【絵本沼ゼミ】をお読みいただきありがとうございます(^^)/
今回のお題はひさかたチャイルドの大看板『どうぞのいす』(香山美子/柿本幸造)です。
一昨年開催された「チャイルドブックおはなし絵本総選挙」で一位になり、トーハンのミリオンぶっくにも入っている人気絵本ですが、ただ、大きな謎があるのでした…。
いつもながら長文ですが、最後までお付き合い願えれば幸いです (^^) _旦~~。
※お知らせ
1.当メルマガは毎月25日配信から、今後から毎月第四月曜日配信に変更となります。
2.10月10日増加号でお知らせした「もっと深く。絵本沼読書会#1」は即満席となりました。ありがとうございます(^^)
来月も開催予定ですので日程決まりましたら増刊号にてご案内します。
【絵本沼ゼミ】『どうぞのいす』から消えた4場面
『どうぞのいす』(香山美子/柿本幸造)の初出は月刊絵本雑誌「おはなしチャイルド」第56号(1979年/チャイルド本社)で、今年で刊行43年目の作品になります。
絵本自体を語る前にまず、絵を描いた柿本幸造(1915-1998)について触れたいと思います。
■絵本作家・柿本幸造という人
柿本幸造が生まれた1915年(大正4年)は、ヨーロッパは第一次世界大戦の最中で、日本も軍国主義の色が濃くなっていく時期でした。
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