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詩が結ばれる刻(101〜)

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詩のマガジン第二弾です。 第一弾が100篇目に到達したので新しくマガジンを設立いたしました。 賞味期限はありませんが、たまに腐っているものが混入しておりますので、ご自身の責任の…
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2024年10月の記事一覧

別々の個体

別々の個体

ねえ

いつだって

私はあなたのそばにいる

ねえ

いつだって

あなたは私の中にいる

ねえ

そんなことを考えてしまうのは

私だけなのかな

あなたは

なにも感じてはいないのかな

ねえ

ほんとうに

ひとりよがりなのですか

勝手に

大好きになっちゃって

ごめんなさい

たとえばなし

たとえばなし

光があれば

影ができる

太陽だけ見ていたら

影の中の大切なものに

気がつけないかもしれない

日陰に逃れて

安住するのもいいけれど

自分自身が

穏やかでやさしい光を放てば

暗闇でも

うまく歩けるかもしれない

どこかへ続く無数の道が

自分でも歩いていけそうな道が

そこに存在することに

気がつけるかもしれない

光の中を歩くだけが正解でもないし

闇を彷徨うのが間違ってるわけ

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リ・ユースではなく…

リ・ユースではなく…

くるくる くるくる

リサイクル

私の思考も

リサイクル

リユースでも

リデュースでもなく

新たに作り変えられる

進化してるのか

退化してるのか

洗練されてるのか

失っているのか

兎にも角にも

リサイクル

くるくる くるくる

リサイクル

待つと移牒

待つと移牒

あなたと私は違う

だから、仲良くなれる

あなたと私は違う

だから、わかりあえる

あなたと私は違う

だから、お互いがよく見える

あなたと私は違う

だから、もっと知りたいと思う

あなたと私は違う

だから、自分のことも

あなたとの違いも

深く、理解することが

できるようになりました