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読んでみなくちゃわからない

ひと区切りついたら読もうと思って、発売以来、楽しみにしていた絵本がこちら。

しおたにまみこ『いちじくのはなし』(ブロンズ新社、2023年)

この『いちじくのはなし』は大好きな毒舌の『たまごのはなし』の続編なので、もう期待値マックス⤴️  

しおたにまみこ『たまごのはなし』(ブロンズ新社、2021年)

前作のインパクトが強烈だっただけに、それにまさるとも劣らぬ展開が待っていようとは嬉しい驚きだった。たまごがマシュマロと一緒にいちじくのおはなし会に出かけるだけで、こんなにおもしろいことになるとは誰が想像できただろう。

「どうかな、おもしろいのかな?」
はりがみを みて マシュマロが いった。
「きいてみなくちゃ わからないよ」と わたし【たまご】がいうと、
「それもそうだね」と マシュマロが こたえて、
わたしたちは おはなしかいに でかけることにした。

たまごたちのこんなふうに自分で確かめる姿勢がいい。
…… そう、だからこの絵本のおもしろさも読んでみないとわからないはず。

帯に書店員さんからの反響が載っているのだけれど、読んでみたら「そうそう、私もそう思った!」と手を取り合って喜びたい気分に。

しおたにまみこ『いちじくのはなし』裏表紙帯

最近の日本の低迷ぶりに気が滅入る日々だけれど、この作品に勇気づけられる思い。 『たまごのはなし』はすでにハングル版『나는 달걀입니다』と中国語版『雞蛋出走日記』も出ているので、英訳版共々、日本でも容易に入手できるといいな。

たまご氏のブラチスラバ世界絵本原画展金牌ご受賞もおめでとうございました🎉