色鉛筆愛が溢れる絵本
アンニョン・タル作『すいかのプール』斎藤真理子訳(岩波書店、2018年)
この絵本の魅力はいうまでもなくプールに見立てたスイカを存分に味わうことなのだが、全ページを埋め尽くす色鉛筆画が醸し出す温もりだ。夏の風物詩のスイカやプールが懐かしくなるとともに、絵心のない私でさえも色鉛筆で何か描いてみたくなるから不思議だ。
ストーリーはいたって単純明快なのだが、個人的には最初に登場するおじいさんが気になって気になって、最後にもう一度登場してほしかったかな。(笑)
とにかく夏にオススメの素敵な絵本です!