1日1名言
頭木弘樹・品川亮 著 『366日文学の名言』(三才ブックス、2021年)
名言集はいろいろあれど、これは装丁といい内容といい、なかなか素敵なのです。最初はポケットサイズのほうが持ち運びできるしいいのでは?とも思ったのですが、気軽に出歩ける世の中ではなくなった今、机上に置いて日々眺めるには最適。文字サイズも老眼にやさしいので、ついパラパラとめくっては先のページも読んでしまいます。それでは「1日1名言」にならないって? いえいえ、忘れっぽい私は何度も見ないと記憶に定着しないので、この読み方が好都合なのですよ^^;)
内容も多岐にわたり、ソポクレスから児童書までカバー。今度はなんだろう? の先に大好きな山田太一さんの言葉を見つけたりすると、心の中で小躍りします。名言に添えられた選者の解説もまた秀逸。私の今年の座右の書です。