春待つ絵本
初版1949年の古典絵本 The Happy Day は、1967年に邦訳『はなをくんくん』として日本の読者にも届けられ、もう半世紀以上も読み継がれている。
冒頭、雪が降る中、動物たちは眠っている。ところが、雪はまだやまないのに、動物たちが次々と目を覚ます。
つづいて動物たちは走り出す。いったい何が起きたのか。
英語は平易な文体なので読み聞かせにも適しているのだが、木島始氏による邦訳があまりにも優れているので、いつも日本語で読んでいた。「はなをくんくん」の高揚感に加えて、タイトルもこちらの方がネタバレなしで断然いいと思う。
つづきは絵本を読んでのお楽しみ♬
雪景色に動物たちの姿がモノクロで描かれたこの絵本は
春を待ち焦がれる気持ちを表現した傑作中の傑作。
絵本の小部屋の「春待つ絵本棚展示」で毎年活用してきた1冊です。
ぜひ手にとってご覧ください。