春待つ絵本棚より『はなをくんくん』につづいて、さらに2冊をご紹介♬
まず、森に春が訪れる様子を息をのむような写真で綴った絵本『だって春だもん』から。
静けさの中に雪解けの水の音が聞こえてくるかのよう。
一方、こちら『ふゆめがっしょうだん』は賑やかな声と笑い声が聞こえてきそう。
長新太さんの詩は木の芽に向かって語りかけているようでありながら、同時に読み聞かせに耳を傾けているこどもたちにも向けられているように感じられる。
いろんな顔をした木の芽があるように、こどもたちもいろいろ。
「みんなすてきねえ」といわれて喜ぶ笑顔が目に浮かぶようだ。
この絵本を初めて読んだ時、幼い息子と一緒に冬芽を探しに公園に出かけた。
「あ、ここにも!」「こっちも!」と喜んでいた姿を思い出す。