全ては今に繋がっている!!
今回は、ざっくりとした生い立ちを。
長文となりますので、お時間いただきますが、えほんがかりを知っていただく上で外せない部分でもありますので、是非読んでみていただきたいです!
出来て当たり前!!それ以上をゆけ!!な幼少期
岐阜県生まれ岐阜県育ち。ついでに嫁ぎ先も岐阜県です。幼少期は、祖父母と両親、そして妹の6人で暮らしていました。あ!!あと、県の天然記念物とされている美濃柴犬も複数匹飼っていました。
とにかく祖父が厳しい人で、家の中では絶対的存在!!そんな家庭の長女として生まれた私は、両親が祖父から叱れることのないように…とお利口さんでいるということを頑張っていました。何でも出来て当たり前。人よりできて意味がある!!人の嫌がることも率先してやりなさい!!人の気持ちを考えなさい!!と教えられてきたので、常に自分より他者の存在を意識して過ごしており、いつしか自分を出さないようになり、最終的に出せなくなりました。
そうなると、心と体のバランスがうまくとれなくなってしまい、謎の体調不良で学校へ行けない日々が増えていきました。
祖父が亡くなり自由を手に入れたと思い込んだ思春期
なんとか高校受験することができ、志望校へ入学。その頃、「普通」という言葉が大嫌いで、どうしても普通科に通いたくないと服飾の勉強が出来る高校を選びました。ただ、その先に夢があったわけでもなく、当時DCブランドなどのファッションが流行っており、見た目の華やかさやちょっとカッコよくない?というノリで選びました。
そのタイミングで祖父が亡くなり、今まで厳しかった反動で人並みに横着なこともしてみたり…。やっとやっと自分らしくなれる!!生きられる!!そう思っていたし、そう生きていると思い込んでいました。
どうしても抜けないクセ
ここから人生を謳歌するんだ!!と意気込んでいたのに、やはりどこかで「なんて思われてるのか怖い」「いい人でいたい」「嫌われたくない」が先行して、いい子を気取ってしまう…。それに付けて、変に責任感が強く、その拗れた2つのクセにより自分を苦しめることが増えていきました。
人と会うことでめちゃくちゃ疲れたり、他人の悩みをそのまま抱え込んで落ち込んでしまったり。今振り返ると笑えるんですが、DVDでシューマンの映画を観たことにより、その余生があまりにも不憫で1週間何もする気にならなかったことがあります。
これは先にも書いた、子どもの頃に大人たちから常に言われてきたことが大きく影響していると考えています。つまり自分を真ん中に置いて考えることが出来ないようになっていたのです。
絵本とコーチングに出会えたことでの変化
とは言え、これまで書いてきたのは私の中の感覚なので、側から見ると、私が思い描く"いい人"には程遠かったかもしれませんし、周りからは自分中心のように見えていたかもしれません…というのは補足させていただきます(笑)
えほんがかりとして活動を始め、絵本の魅力を更に知っていく中で、たまたまピアノ講師仲間である先生がコーチングも始められるということで、セッションをお願いしました。その時は、コーチングというものがまだそれほど認知されていませんでしたが、私自身にどうにか現状から抜け出したいという潜在意識があったような気がします。
定期的にセッションを受けていくことで、自分で勝手にかけていたストッパーを外すことができ、様々なことを受け入れ、また不要なものを手放し、何より自分を認められるようになっていきました!!コーチング内には登場しませんが、もちろんそばには絵本があり、コーチングと絵本とを自分の中で自然と繋げていました。
そして今がある!!
自分が思うほど他人は私のことなんか気にしてないということ、もっと周りを信用して頼ってもいいということ、私の周りにいてくれる人(残ってくれる人)は私の応援者でもあること等、様々なことを気付き学んだ数年。もしかしたら人より遠回りして今の地点に辿り着いたのかもしれません。だけど、ここまでもがき苦しんだことも含めて私です。
子どもの頃に、あまり絵本に触れてこなかった私が大人になって絵本に出会ったことで「何でうちの親は絵本を読んでくれなかったんだろう?」と想いを膨らませたことも事実です。だけど、大人になってから絵本に出会えたことが私からすると、奇跡であり運命です。そしてなぜ出会うことが出来たのか?それは、家族が絵本を読むことではないことで、その土台作りをしてくれていたんだと確信しています。えほんがかりとしては、自分の幼少期に絵本があったらもっとよかったのに!!と欲を出してしまいますが、家族に感謝することができ、この考えに至ったのも大人になった私の周りに絵本があったから。世界にはいろんな人がいて、いろんな考え方があって、ほとんどの人がきっと今より良くなるほうを選択して生きていて…そんな多角的な考え方を教えてくれたのも絵本であり、当時の両親や祖父母の思いを想像する手助けをしてくれたのも絵本。
全部が繋がって今わたしは生きています。